2014/08/16

カオスな生昌潮州海鮮酒家で、カオスな宴会。


夏休みを利用して香港に行ってきました。丁度、香港に居合わせた友人たちを誘って、大圍という日本でいうところのベッドタウンのような街の潮州料理店にいってみました。その店は、生昌潮州海鮮酒家といい、香港のグルメサイトでは、あまり評価は高くありません。しかし、香港の超高級レストランの廚師が旨いといっているのを信じて、訪問してみたのです。

友人を誘った手前、「こんな遠くまできて不味かったらどうしよう」と不安でしたが、この店の佇まいを見た瞬間、嬉しくなってしまって「もうどうなってもいいや!」と、ハイな状態になってしまいました。


だって、これですから!











ね、テンションあがるでしょう?店は、猛烈に活気づいていて、店員さんは全員テンパってます。こんな人気店だとは思わず、予約なしででかけてきたことを若干後悔。なんとかテラス席を確保できました。もし、店への到着があと15分遅ければ、席はなかったかと思います。

今回は5名での訪問でしたが、全員が初歩的な廣東語をなんとなく理解し、漢字のメニューを読み解くことができ、潮州料理がどんなものかをそれなりに理解しておりますので、こういうカオスな店でも、店員さんがなかば怒り狂っていても、なんとかその場を凌ぐことができました。また、何よりも、忙しすぎて外国人の相手などしている余裕はないテンパっている女性店員さんを笑顔に転じさせ接客させる魔法の呪文を心得ておりますので、乗り切ることができました。

さて、注文。この店で使用している烏頭魚(ボラ)は、香港の元朗で養殖しているのが自慢です。当然、烏頭魚を注文します。凍烏頭魚、鹹檸檬蒸烏頭魚、梅子蒸烏頭魚といったおなじみの調理もありましたが、初めてみる塩釜蒸しである鹽焗黄油烏頭魚という料理を注文してみました。ボラとは思えない、肉厚なもので、食べ応えもあり大変においしいかったです。

その他の料理もおいしいのなんの!ほんとうに、この店に来てよかった!また来ます!

鹽焗黄油烏頭・うんめ~っ!
元朗での養殖を証明するタグ

香港の地元の魚を使っている安心の証

辣酒煮生獅蚶

胡椒鹹菜豬肚湯・潮州菜の定番

農家鮮豬腸醸糯米
これは蒸しているタイプだね

鹵水法式大鵝肝の法式とは、フランス式という意味。
何それ?

で、登場したのは潮州菜で馴染みの鵝の肝。
どのあたりがフランス式なのかは永遠の謎。
翅蠔仔粥・魚翅はどこ?状態。

魚肉蘿蔔糕・作るの忘れてたみたい。
すべてがこんなにおいしいなんて!また、店のカオスな賑わいもまた楽しい!香港のグルメサイトの評価なんて信じないでよかった!