2014/12/23

大珍樓本店で、笑いっぱなしの大忘年會

2014年が暮れようとしている。つまり、忘年會の季節である。

ここ数年、忘年會は大珍樓本店を利用している。なぜかといえば、冬のメニューである山羊鍋が食べられるから。冬らしい味わいのある一品で、これを食べないと年が越せないのだ!



例年の忘年會は、大珍樓煲煲好のメニューから好き勝手に注文するのですが、今回は、参加者数が多いので事前に料理を決めました。

今回は、香港の下町・旺角あたりの海鮮火鍋店で宴会をして、その後、廟街を散歩して甜品専門店でデザートを食べて帰るというイメージで、料理内容を考えました。そして、そのイメージどおりの料理をだしていただきました。他の店で同じ料理をだしてもらうと、妙に洗練されてしまって、現地の味とはかけ離れてしまい、つまらないことになりがちですが、大珍樓は余計なことをせずに、客の希望通りに料理を提供してくれるところが素晴らしいです。

【菜單
1.白灼蝦
2.美極炸鴨舌
3.姜汁生蠔鍋
4.避風塘魷魚
5.山羊鍋
6.鷄 鍋
7.炒河粉
8.薑汁番薯糖水ショウガとサツマイモのデザート

9.香蕉薄餅:バナナを包んでクレープを焼いたようなもの


うまかった~っ!

白灼蝦

美極炸鴨舌

鷄鍋の具

鷄鍋
スープ激旨!

避風塘魷魚

山羊鍋

姜汁生蠔鍋

炒河粉

香蕉薄餅

香蕉薄餅

どれも、美味しかった!
来てくれた友人達に感謝!
大珍樓に感謝!

来年も、よろしくお願いいたします。

2014/12/19

ブラッスリー・アルティザンで呑んだくれ宴会

横浜元町のブラッスリー・アルティザンは、オシャレとか優雅とかからは程遠いフランス料理店だ。店の内装は運動会前日の幼稚園の倉庫のようなカオス状態だし、料理の盛り付けやサービスも、ひどく大雑把。それにもかかわらず地元民の熱い支持を得ているのは、ひたすら美味しいから。そして、居心地がよいからに他ならない。

ある日、友人がブータンノワールを食べたいというので、6名で訪れた。料理は、その日のオススメを中心に生牡蠣24個、豚肉のリエット、バゲット、野菜盛り合せ、ブータンノワール、ドーバーソール、仔羊のロースト、猪のロースト、鹿のロースト、デザートと、好き勝手に注文した。そして、どれも美味しかった!ドーバーソールの美味しさったらありゃしないし、季節のジビエである猪や鹿も味わいがあってよかった。お酒は、一本5千円以下のがぶ飲み系ワインばかりを7本ほど。安くてもちゃんと美味しいものを用意してくれているのが嬉しい。

で、酔っ払って料理の写真はヨレヨレだし、撮り忘れも沢山。まあ、いいか。料理の写真撮るために宴会やってるわけじゃないんだし。

会計で、「ああ、ひとり2万5千円越えたかも・・・」と内心覚悟をしていたのですが、なんと予算どおりの1万2千円ほど。

美味しいものをいっぱい食べて、美味しい酒をいっぱい飲んで、大笑いして、楽しいひとときでした。









2014/11/16

恒例 菊花大閘蟹宴2014 萬来亭

秋のお楽しみイベントの上海蟹宴会。例年通り、横濱中華街・萬来亭での貸切宴会となりました。今回も、沢山の仲間がきてくれて、楽しいひとときを過ごすことができました。
今日は、萬来亭独占!
締切→貸切だね。
メニュー構成は、自分で考えたものをベースに萬来亭の意見を取り入れて構築したものです。味付けは、私の好みに変えてもらっています。また、使われる調味料や調理法も指定しています。通常と異なる調理ですので、予算はハネ上がります。

もし、この内容と同じような宴会をしたいという方は、印刷して、店に持っていって相談してみてください。十分な予算と10名前後の宴会であれば再現できるんじゃないかと思います。

醉蟹
私好みの甘い仕上げの酔っ払い上海蟹。 他店では味が濃すぎたり、アルコールがキリキリしたり、醤油漬けか?思わせるくらい塩っぱいものとか、なかなか好みのものに出会えません。

清炒芥蘭
予約時に、季節野菜の炒め物とリクエストしておいたもの。苦味さわやかな芥蘭が登場しました。

東坡肉
萬来亭の実力を感じることができる一品。にごりのない透き通った味が萬来亭の真骨頂でしょう。他の上海料理店は真似ができない味わいです。
余談ですが、このタレがデジカメに派手にかかってしまい、レンズカバーが自動で開かなくなるばかりでなく、ピントが合わなくなってしまいました。

清蒸大閘蟹(蒸蟹)
輪になって踊る蒸上海蟹。豊漁のせいか、今年はサイズがひとまわり大きいようです。

蟹粉醸荳腐
思いっきり贅沢した蟹味噌荳腐。 文字通りとろける美味しさ。3秒くらいでなくなってしまいました。

腐竹雲呑鷄
本来なら、雲呑鷄は砂鍋をコンロにかけて火鍋のようにする料理です。しかし、この料理に関しては、コンロはプレゼンテーション効果しかありません。今回は、虚飾を排してスープとしてだしてもらいました。画像には写っていませんが鷄が丸ごと入っています。クリアな味わい・・・絶品です。ちなみに、このワンタンは、萬来亭の女将さんが包んだものです!それだけで、美味しさ150%増しですね。
菜飯
使われている塩肉のおいしさにひれ伏しました。 そろそろお腹いっぱいです。

桂花酒醸圓子
自家製酒醸をつかったお団子。酸味が利いて甘酸っぱい萬来亭不動のデザート。

2014/10/20

東京駒込 炒め処 寅蔵で、山東北京家常菜宴

東京駒込の【炒め処 寅蔵】で宴会。

何屋さんだか不明な屋号のこの店は、中国料理店です。
店の外観は、駒込の商店街によく馴染んだラーメン炒飯餃子を主力とした地元志向の料理店の風情を湛えていますが、出てくる料理は高級店の料理そのもの(でもお値段は地元志向)。店名に冠しているとおり、中国料理の華である鍋(炒め)の技術に優れ、でてくる料理は熱々で、食材や調味料の香りが際立ち、味も、歯応えも素晴らしいものがあります。

店は、テーブル6席、カウンター6席。キッチンもそれほど大きくありません。ご主人が調理担当、女将さんがホール担当の2名体制。従って、リソース面から言って、客の側からいろいろと要望を伝えて宴会料理を決めていくことは無理があります。この店での宴会は、大枠のイメージと予算を伝えて、あとは店におまかせといスタイルがベストであると考えます。

今回は、ご主人が得意とする地方の料理、すなわち山東北京の家庭料理の特別料理宴会を予約しました。内容については、完全におまかせです。

宴会ででてきた料理は、以下のとおり。期待を遥かに上回るもので心に沁み込んでくるものがあり、感動の連続でした。

今後は、季節ごとに宴会をやろうかと考えています。山東北京の家庭料理にこだわらずに、「旬の食材を使った料理を」というリクエストだけで十分過ぎるほど愉しませてくれるに違いありません。

近所にこのような素晴らしい店がある駒込の住民が羨ましいです。
土豆絲

糖醋肉

炖吊子
吊子(モツのこと)。
この表現は北京っ子しか使わないらしいです。

大蝦炒芦笋

葱爆牛肉

白菜丸子湯

蒜香茄子

清炒甚錦蔬菜

打鹵麪

杏仁荳腐

2014/09/23

大珍樓本店で、潮州菜宴。

私の場合、高級食材を使った料理よりも、日常的に食べるような家庭的な料理や、ドロ臭い田舎料理を好みます。
ちなみに、嫌いな料理は、食材をこねくり回してチマチマ盛り付けた料理です。

今回は、私が最も好みとする地方の料理である潮州料理の宴会です。華々しいものはひとつもありませんが、大変に素晴らしい料理の連続でした。

潮州料理専門店のない日本において、これ程の内容の宴会は非常に珍しいのではないでしょうか。
凍蟹

潮州滷水拼盤

胡椒鹹菜豬肚湯

青瓜煮鮮蝦

紅燒盆龍鱔煲

潮式薑米團

煎蠔烙

糯米蒸醸大腸

脆米薑米鷄

脆米薑米鷄(中にご飯がはいってます)

鹹檸檬蒸烏魚

潮江泡飯

福果芋泥(激旨デザート)

こんなめんどくさい宴会に対応していただいた大珍樓のみなさまに感謝します。