2019/09/29

横浜中華街・美楽一杯新館で突発的小宴会

友人が昼飲みに誘ってくれました。
急な話でしたので、場所に迷いましたが、以前から宴会をやってみたかった美楽一杯新館を選択。
マスコミ登場が多い店ですので、テーブルを確保できるか心配でしたが、宴会当日のオープン時に店に顔をだしたところ、あっさりとテーブルを確保できました。
ということで、今回は事前の綿密な打ち合わせとかはなくって、宴会当日その場で決めた料理です。
まずは、3杯1000円のビールで乾杯。


料理は、壁に貼ってあるものを中心に選択。
1.牛脛葱絲
牛スネとネギのピリ辛和え。胃袋を活性化させる味と香りにこれからの料理に期待が高まります。
2.酸菜炒大腸
野菜の漬物と大腸の炒め。この香り!旨い。どうみても白飯案件なのですが、煲仔飯を注文するつもりでしたのでぐっとこらえ、ビールで流し込みます。
3.蛤蜊豆腐湯
これはメニューにはなくて、「今日はスープありますか?」と問い合わせてでてきたのがこれ。笑っちゃうくらいうまい。
4.炸茄子
茄子が食べたい!その1(揚げ物)。
新橋の上海料理店鴻運の人気メニューに薄切りに茄子をパリパリに揚げたものがあります。それがでてくるのかと思ったところ、まったくアプローチの違うものがでてきました。これ、凄いんですよ。衣の内側の茄子がトロトロに溶けている。あまりの美味しさに唸りをあげました。
5.鹹魚茄子煲
茄子が食べたい!その2(鹹魚と茄子の土鍋煮)。
テーブルに供されると鹹魚の香り高さに陶然とします。これもまた美味しいのですが、テーブルにあった「椒醤」と合わせて味変させると、味が引き締まってさらに美味しくなりました。


6.北菇滑雞煲仔飯
これ、激うまです!

嗚呼!いまはなき大珍樓煲煲好を彷彿させる地味にして滋味溢れる料理の数々。そして、どの料理も独自のひと手間、ふた手間をかけることで、その美味しさの複雑さ、奥深さをさらなるものにしています。
とりわけ、北菇滑雞煲仔飯は、乾燥食材の美味しさが鷄の美味さを凌駕し、脇役が主役に躍り出るという類稀なる一品で感激しました。
ちなみに、北菇滑雞煲仔飯で使われていた金針菜に似た乾燥食材は何かと聞いてみたところ、「珍金花」という説明を受けました。ちょっと聞いたことがないな...食材店で聞いてもわからないというし、道で偶然にあった大通りの大店の社長さんに聞いても首をかしげるばかり。ちょうどその場に居合わせた広東系老華僑が「金針菜だよ」と教えてくれました…これだから、中華街は面白い。

こんどは、大人数で宴会やりたいです。火鍋もあるしね。

2019/09/22

横浜鶴見で美味しい哈爾濱料理

横浜鶴見の哈爾濱料理・李厨房(香味)

ぎっくり腰を患った。整形外科での診察を終え、近くの擔擔麵専門店「てんか」に行ってみる。なんと20名越えの行列。腰が痛くて待つのが辛いため、すぐ近くの中国料理店・李厨房に行ってみた。この店、以前から存在は認識していたものの、入口の雰囲気が暗くどうも足が向かなかったのだが、お腹は空いていたし、なによりも腰の痛さが限界に達していたので飛び込んだ。
ランチは、おなじみのセットが沢山あるのだが、今回は壁に貼ってある写真メニューから豬脚飯を注文してみた。
豬脚飯…美味いじゃねえか!
ご覧の通り箸では食べにくいので、食べやすいようにポリエチレンの手袋が付いてきた。おお!これだけ美味い豚足をだすのなら他の料理も間違いないだろう…ということで、翌日再訪。

看板には哈爾濱料理を謳っているけれど、メニューは日本で御馴染みのものを中心に中国各地の料理が並びます。そんな中から、哈爾濱料理っぽいものを選択。
涼皮
小磨豆腐
酸菜粉絲白肉湯
いやあ!どれも激うま!久しぶりに中国東北地方の美味しいものを食べた気がします。
小さな店と思いきや、なんと2階席もあり、40人まで収容可能(本当か?)だとのこと。これは宴会案件だと確信しました。

さらに翌週、再訪。
サッポロ黒ラベル
土荳三絲
羊肉串
うんめえ!たまんねえ!これはやっぱり、哈爾濱菜尽くしの宴会やるしかないよね。

2019/09/01

神田駿河台のポルトガル料理piripiriで、飲んだくれ宴会

ある日のこと、ビストロオーナーである友人がFacebookに神田駿河台にあるポルトガル料理店piripiriに行ったことを投稿しました。それがいつになく興奮気味。「彼がそんなに旨いというのなら間違いないだろう」…そう考えるといてもたってもいられなくなり、宴会を企画。幸いなことに友人が手伝ってくれることになり共同幹事での開催となりました。




中国料理店、それも上海以南の宴会ばかりを実施する私にとって、ポルトガル料理は事実上未知の世界。ポルトガルは、マカオの旧宗主国とは言え、料理についてはからっきしわかりません。おまけに、ワインのことについては更にわかりません。そこで、店との交渉やワインのセレクトは友人に一任。私…人集めと会計だけです。普段の宴会を違って、らくちんです。


待ちに待った宴会開催日がやってきました。秋の気配が漂い始めたとはいえ、貼り付くような暑さのなか宴会はスタートしました。


でてきた料理は以下のとおり。
●生ハムとサラミの盛り合わせ
●ポンデケージョ(モチモチのチーズパン)
●バカリャウ(塩漬け鱈の干物)コロッケ
●〆鯖、鰯の酢漬け
●自家製ツナとイカと豆のサラダ
●バゲット
●豆とトリッパの煮込み
●鶏の炭火焼き、フライドポテト添え
●アロシュデポルボ(タコの炊き込みご飯)
●エッグタルト(マカオで御馴染みの「葡撻」です)














あまりの美味しさに、参加者全員がそれぞれの感動を言葉にしています。興奮気味なその語り口調は、私には「歓喜の歌」のように思えました。
もちろん私も…喉から血がでるほどしゃべりました。料理を体験するごとに、今の気持ちを誰かに伝えたい…そういう気持ちが湧いてきます。不思議な体験でもありました。

ネットで調べるとpiripiriはすでに超人気店。ご常連の方からすれば「何をいまさら」なのかもしれませんが、このおいしさには、ひれ伏すばかりでした。

店のキャパシティを若干オーバーした18名を詰めこんだ宴会となりましたが、美味しい料理と素晴らしい時間を提供してくれたpiripiriスタッフに大感謝。
また、食べ物について同じ価値観を共有できる参加者に巡り合えたことに感謝。

この店で宴会を開催するきっかけを与えてくれた友人にも感謝。彼の投稿がなければ、一生piripiriを知らずに人生を終えていたかと思うとぞっとします。