急な話でしたので、場所に迷いましたが、以前から宴会をやってみたかった美楽一杯新館を選択。
マスコミ登場が多い店ですので、テーブルを確保できるか心配でしたが、宴会当日のオープン時に店に顔をだしたところ、あっさりとテーブルを確保できました。
ということで、今回は事前の綿密な打ち合わせとかはなくって、宴会当日その場で決めた料理です。
まずは、3杯1000円のビールで乾杯。
料理は、壁に貼ってあるものを中心に選択。
1.牛脛葱絲
牛スネとネギのピリ辛和え。胃袋を活性化させる味と香りにこれからの料理に期待が高まります。
2.酸菜炒大腸
野菜の漬物と大腸の炒め。この香り!旨い。どうみても白飯案件なのですが、煲仔飯を注文するつもりでしたのでぐっとこらえ、ビールで流し込みます。
3.蛤蜊豆腐湯
これはメニューにはなくて、「今日はスープありますか?」と問い合わせてでてきたのがこれ。笑っちゃうくらいうまい。
4.炸茄子
茄子が食べたい!その1(揚げ物)。
新橋の上海料理店鴻運の人気メニューに薄切りに茄子をパリパリに揚げたものがあります。それがでてくるのかと思ったところ、まったくアプローチの違うものがでてきました。これ、凄いんですよ。衣の内側の茄子がトロトロに溶けている。あまりの美味しさに唸りをあげました。
5.鹹魚茄子煲
茄子が食べたい!その2(鹹魚と茄子の土鍋煮)。
テーブルに供されると鹹魚の香り高さに陶然とします。これもまた美味しいのですが、テーブルにあった「椒醤」と合わせて味変させると、味が引き締まってさらに美味しくなりました。
テーブルに供されると鹹魚の香り高さに陶然とします。これもまた美味しいのですが、テーブルにあった「椒醤」と合わせて味変させると、味が引き締まってさらに美味しくなりました。
6.北菇滑雞煲仔飯
これ、激うまです!
嗚呼!いまはなき大珍樓煲煲好を彷彿させる地味にして滋味溢れる料理の数々。そして、どの料理も独自のひと手間、ふた手間をかけることで、その美味しさの複雑さ、奥深さをさらなるものにしています。
とりわけ、北菇滑雞煲仔飯は、乾燥食材の美味しさが鷄の美味さを凌駕し、脇役が主役に躍り出るという類稀なる一品で感激しました。ちなみに、北菇滑雞煲仔飯で使われていた金針菜に似た乾燥食材は何かと聞いてみたところ、「珍金花」という説明を受けました。ちょっと聞いたことがないな...食材店で聞いてもわからないというし、道で偶然にあった大通りの大店の社長さんに聞いても首をかしげるばかり。ちょうどその場に居合わせた広東系老華僑が「金針菜だよ」と教えてくれました…これだから、中華街は面白い。
こんどは、大人数で宴会やりたいです。火鍋もあるしね。