東京駒込の【炒め処 寅蔵】で宴会。
何屋さんだか不明な屋号のこの店は、中国料理店です。
店の外観は、駒込の商店街によく馴染んだラーメン炒飯餃子を主力とした地元志向の料理店の風情を湛えていますが、出てくる料理は高級店の料理そのもの(でもお値段は地元志向)。店名に冠しているとおり、中国料理の華である鍋(炒め)の技術に優れ、でてくる料理は熱々で、食材や調味料の香りが際立ち、味も、歯応えも素晴らしいものがあります。
店は、テーブル6席、カウンター6席。キッチンもそれほど大きくありません。ご主人が調理担当、女将さんがホール担当の2名体制。従って、リソース面から言って、客の側からいろいろと要望を伝えて宴会料理を決めていくことは無理があります。この店での宴会は、大枠のイメージと予算を伝えて、あとは店におまかせといスタイルがベストであると考えます。
今回は、ご主人が得意とする地方の料理、すなわち山東北京の家庭料理の特別料理宴会を予約しました。内容については、完全におまかせです。
宴会ででてきた料理は、以下のとおり。期待を遥かに上回るもので心に沁み込んでくるものがあり、感動の連続でした。
今後は、季節ごとに宴会をやろうかと考えています。山東北京の家庭料理にこだわらずに、「旬の食材を使った料理を」というリクエストだけで十分過ぎるほど愉しませてくれるに違いありません。
近所にこのような素晴らしい店がある駒込の住民が羨ましいです。
土豆絲 |
糖醋肉 |
炖吊子 吊子(モツのこと)。 この表現は北京っ子しか使わないらしいです。 |
大蝦炒芦笋 |
葱爆牛肉 |
白菜丸子湯 |
蒜香茄子 |
清炒甚錦蔬菜 |
打鹵麪 |
杏仁荳腐 |