2011/07/11

隆蓮

横濱中華街の新店・隆蓮に行ってきた。店頭に「ご挨拶」が掲げられていて、
「伝統の廣東名菜を伝えたい」とある。これは、行くしかないだろう?

メニューを開くと、品数は少ない。廚師が超高齢なので、メニューを絞りにし
ぼっているのだろう。その中から、次のメニューを選んだ。オーダー時に、味
の素を使わないように依頼。

・陳さんのお勧め薬膳スープ
・海鮮蒸水蛋
・紅焼牛[月南]
・白飯

この味・・・香港のホテルの人気レストランの味だ。たとえば、福満樓とか怡東軒
あたり。味の抜けがいいのだ。ひとによっては、「味がついていない」と言う
かも知れない。

もうちょっと品数が欲しいところだが、それは贅沢というものなので、特別な
ものが食べたかったら予約して、オーナーか廚師と相談することになる。

ところで、店に手伝いにきていた廚師の妹さんと、中華街の昔話で盛り上がっ
てしまった。今の中華街は、残念ながらいい方向には向かっていないという意
見で一致した。

ここ数年、中華街は古くからあった店が次々と姿を消し、個性のないグループ
店が勢力を拡大している。しかしながら、そんな中でも、まだまだ個人経営店
が頑張っている。新しく中華街にデビューしたこの隆蓮もまた頑張って欲しい
と願っている。