11月に開催した中華銘菜 慶 Qingでの上海蟹宴会参加者から「もういちど上海蟹をじっくり味わいたい」とのリクエストあり。スケジュールを調整した結果、12月19日の開催となりました。
一般的に上海蟹の旬は10月から11月とされており、「12月の上海蟹って美味しいのかな?」とやや心配。今回は、予約時に上海蟹の蒸と酔を予約して、その他の料理は当日注文するという形式にしました。さて、待ちに待った12月19日の夕方は、急速に冷え込みました。ひとり遅刻でしたが、まあそういうのは無視して宴会開始です。例湯
もう説明不要の慶のホームスープ。沁みる美味しさと、冷えた身体がジワリと温まります。スープの写真を撮り忘れたので、具の画像をお楽しみください。
酔っ払いボタンエビ
以前食べて夢に見るほど美味しかった酔っ払いボタンエビがあると聞いて、さっそくオーダー。
美味しさの塊にかぶりつくわけですよ。食べ応えもあるわけですよ。例えるなら、巨大な甘えびを食べてる感じ。
蝦の身も味噌も卵もとろける美味しさでした。
上海蟹(蒸)
シーズンが過ぎた上海蟹ってどうなの?と心配しながら食べてみます…余計な心配でした。
豊かな香り、蟹肉の甘味、ミソの美味しさ、シーズンとの差異をまったく感じません。
酔っ払い蟹も全く問題なし!この悪魔的なおいしさに人類はひれ伏すしかありませんよ。
凍魚飯(イシモチ)
魚を塩茹でして、一夜干しに近い状態にして、冷蔵庫で冷やして甘味を凝縮させた潮州料理の代表のような一品です。
同業者どうしの勉強会前の試作品を提供してくれました。いやあ、嬉しいなあ。
白飯とともに食べるのであれば、塩気はちょうどよいのですが、単品で食べるには塩気が強いように思いました。試作品ということで意見を聞かれましたので、その旨伝えてあります。
本来ではあれば、凍魚飯は保存を目的としていますので塩気が強い料理ですが、現代では多少は味を変えていいと考えています。
いつの頃から始めたのかこの料理。絶品中の絶品で、紹興酒が進んでしょうがないです。
五目炒飯
慶で炒飯を単品で注文するのは初めてかも。めくるめく味わいに歓声が沸きます。
牛蒡の春巻
友人の「先日食べて感動した」という助言に従ってオーダー。牛蒡の香りが引き立って堪らない。メチャうまいですわ。
夜が更けてくると外気温も下がります。何か温まるものをと考えて、ネギと叉燒の汁ソバにしました。
慶の汁ソバはスープが透明でジワジワと沁みる美味しさがあります。
クルミの飴炊き
お腹がいっぱいになってきたので、料理の追加は終了ですね。そこで、おつまみ代わりにクルミの飴炊き。あまりの美味しさに、お土産オーダー者続出。
マーライコウ
宴会の締めに相応しい甘さ。
忘年会、楽しかった。また来年も開催できるといいな。
厨房もホールのスタッフさんも大忙しで大変そうでした。
どうもありがとうございました。