なんだかまたカキが無性に食べたくなって、目黒区五本木の<中華銘菜 慶 Qing>を再訪しました。
予約時にカキを沢山食べたい旨を伝え、カキ料理2種をだしていただくことになりました。
前回は鷹番の銭湯「千代の湯」で身体を清めてから慶を訪問しましたが、今回は食後に「千代の湯」でまったりしてから帰ることにしました。
蒸長崎生蠔
今回もいきなりの長崎産の蒸カキで猛攻をかけてきます。濃厚な味にクラクラです。この料理、前回の訪問時、ガンガン焼きかと思ったのですが、確認したところ蒸だとのこと。
冷拌芫荽雞珍
芫荽と砂肝の和え物。完全にお酒のおつまみ・・・なのですが、空腹だったのでガツガツいっちゃいました。2分後には完食です。
燒味拼盤
焼き物盛り合わせ。蜜の甘味と香りが「香港」を思い出させます。美味しい!
清燉魚翅雞肉西洋菜
廣東料理の神髄はスープであると思っています。この燉という調理法によるスープは、その奥深さに感心するばかり。五臓六腑に沁みてきます。そういえば魚翅食べるの久しぶり。
鹹魚燒賣
シウマイに塩漬け発酵魚の皮と肉を載せて、発酵臭と塩味を加味したもの。登場と同時にその美味しそうな香りに思わず「おお」と唸ってしまいました。いつものシウマイが格別の風味で楽しめます。
滑蛋鱈魚白子
タラの白子のオムレツ。いやもうさ、どうすんのよこれ!美味しいに決まってるじゃん!えっ?コレステロールがなんだって?野暮なことを言うんじゃないよ!
薑葱粉皮廣島生蠔煲
リクエストの牡蠣料理二品目は、ネギ、ショウガ、幅広ハルサメ、そして広島産カキの土鍋煮となって登場。
ネギ、ショウガという強力な旨味と香りに包まれた巨大なカキの美味しさといったら!さらにその旨味を吸った幅広ハルサメの味と歯応え!!
清蒸紅石斑
綺麗に蒸しあがったアカハタ。香港料理の神髄。肉質滑らかで、香りもいい。また、頭部の肉、唇、目の周りといった細部までその美味しさに感動。
絲苗飯
香米の土鍋炊き。香りのよさに意識を失いそうになる。カキの土鍋煮をご飯に載せたり、蒸し魚で食べたり、魚のタレをかけて食べたり、とことん堪能しました。
杏仁荳腐
廣東料理店で杏仁荳腐ってあまり食べないのです。大抵の場合、特に感動もしないからですが、ここのは違います。水を切った感じで、やや硬めに仕上がっていて、歯応えもあって美味しいんです。
炒年糕
グレゴリオ暦と農歴の新年に相応しい季節感のある甜品が嬉しい。
傳統をしっかりと守りながら創造性をちりばめる慶の廣東料理を堪能しました。疫病が去り、再び貸し切り宴会ができる日がくることを祈るばかりです。