しかし、ペルー料理。なじみが薄いため、料理の組み合わせが意外にも難しい。おまけに、言葉の問題などもあり、意外にハードルが高かったりします。でも、そこは「海外のレストランに行って、いろいろ失敗を繰り返して、それなりに勉強して慣れる」と思えば、苦労も楽しみとなります。
この日は、こんなものを食べてきました。
これは、キャッサバ芋のフリッター。ジャガイモのフリッターとはまた違った歯ごたえ、ホクホク感、甘味があります。ちなみに、ペルーで採り立てを食べると、もっとしっとりしているのだそうです。
これは、牛ハツのバーベキューです。独特の歯応えが食欲を刺激します。とても美味しい。
これは、看板のローストチキン(半羽)とチャウファ(炒飯)の盛り合わせ。ローストチキンはもう見た通りのワイルドな味です。興味深いのは、チャウファです。半世紀以上昔に食べた、横濱崎陽軒の叉燒が入った炒飯の味に酷似しているのです。味が濃い目でややしょっぱくて、叉燒の味が際立った美味しいアレです。健康志向の今では、日本ではもちろん香港でももう味わうことはできなさそうですが、なんと中国(もしかしたら日本を経由して)からペルーに伝わった炒飯が、チャウファとなって日本に帰ってきていることは、実に興味深いと思います。
ここまで食べたらもうおなかは一杯ですので、デザートのケーキは買って帰ることにしました。Koky'sのケーキ、見た目よりもずっと甘さ控えめで軽やかで美味しいんです。