2012/05/13

そらまめ宴会2012 萬来亭


八百屋の店頭に九州産のソラマメが並び始めると、そろそろ晩春というか初夏をテーマにした宴会のことを考える。いろいろ店との相談ごとを開始して、GWが明けたあたりで、宴会を実施するというのがいつものパターンだろうか?
どうやら私の季節感とは、蚕豆、冬瓜、上海蟹、羊肉火鍋という食材や料理の登場によって支配されているように思う。

2012年の蚕豆宴会は、いつもどおりの横濱中華街の上海料理店・萬来亭である。事前の相談の結果、以下の内容となった。ちなみに擔擔麵は、上海料理ではないのだが、店の女将さんが「うちの擔擔麵は美味しいよ」というので予約しておいたもの。
さすが、製麵所を兼ねる萬来亭だけあって、四川料理店の辛い味噌の和え麪とはまたちがう美味しさを教えてくれた。

楽しかった。このひとときを共有できた友人たちに、このすばらしい料理を提供してくれた萬来亭のみなさんに大感謝!
私は、あと何回、この素晴らしいテーブルを囲むことができるのだろう。そう考えると、毎回のテーブルが実にいとおしくなるのだ。

注意事項
これらの料理はすべて事前に相談し、十分な予算を提示してうえでの内容となっています。また、いつも入荷できるとは限らない食材を使用していることから、全く同じ内容での宴会は困難となることがあります。同じような宴会を実施されたいという方は、それらの店の事情を十分に理解し、電話などではなく、実際に店に出向いて相談してください。



茴香蚕荳+黄瓜毛荳+烤腐


東坡肉

紅燒筍+炒茭白絲

香酥鴨

蚕荳仁燒黄花魚

蘿蔔牛尾湯

芝麻葱油拌麵

擔擔麵

杞子酒醸圓子

2012/04/01

ピエンロー鍋宴会

友人宅で、総勢15名のピエンロー鍋宴会。
「ピエンロー鍋」とは、妹尾河童氏がエッセイのなかで触れて世に広めた白菜粉絲豬鷄肉火鍋のことで、氏の臨場感溢れる描写に接したひとなら誰もが一度は食べてみたくなる、そんな火鍋です。
詳細は、ここhttp://www.yui.or.jp/7jigen/club/penro1.htmlを参照してください。



今回の宴会では、妹尾河童氏仕様を忠実に守りつつも、ごま油を控えめにして、生姜片を加えるという我が家仕様としました。
妹尾河童氏仕様のままですと、ごま油の風味が鍋全体を支配してしまい、味が平坦になってしまいます。そこで、ごま油を少なめにして、さらに生姜を加えることで、味と香りに刺激と活力を与えました。
また、この日は幹事の厚意で大量の干しシイタケを使って出汁を作りました。
それから、火鍋後に残ったスープで作る粥には、冷たいベッタラ漬けがよくあうとのことでしたので、もちろん持参していきました。

いままで、家庭でしかこの鍋を食べたことがありませんでしたが、宴会では人数が多いため、食材の量が圧倒的に異なり、スープの旨みの濃度が断然違っていました。
さらに、古くからの友人どうし、デタラメな話をしてお腹を抱えるほど笑うという調味料も加わって、とてつもなく美味しいものに変身していました。
もちろん、火鍋後のスープで作る粥とベッタラ漬けの相性も素晴らしいものでした。

いやあ、楽しかった。
友人たちに感謝。
ピエンロー鍋を世に知らしめた妹尾河童氏にも感謝。

2012/03/25

粤和軒登場


粤和軒外観



全陸杰大廚師


友人が酔っ払って平井駅前の商店街をフラフラ歩いたところ、「粤」の文字が入る屋号の店を発見したのだそうだ。
「粤」は、日本読みを「えつ」、廣東読みを「ぃゆっ」。廣東を意味する文字で、たとえば、「粤菜」なら廣東料理、「粤劇」なら廣東オペラとなる。
この文字は、日本の学校では教えていないので多くの日本人は読むことができない。
「日本人が読めない文字を店名に使うのだから、きっと何かあるに違いない。」と友人のアンテナが激しく反応して、そのまま宴会の相談となったそうだ。
ちなみに、粤和軒にはフリガナがあって、「ケワケン」となっている。日本読みなら「エツワケン」が正しいのだが、そんな些細なことは気にしなくてよろしい。

今回の宴会は、幹事が数日前から店主と相談して決めた内容となっています。
日本の中国料理店で、この何気ない家常菜(家庭料理)、家郷菜(郷土料理)をだしてもらうには、事前の相談がこのうえなく重要で、いきなり店を訪れてもありつくことはできません。
言い換えると、それなりの手続きを踏めば、こういう料理を食べることができます。
もちろん、店の暇そうな時間帯に顔をだして相談するのがベストです。
電話での相談は、店が忙しいかもしれませんので、やめておきましょう。


1. 椰子合桃



2. 豉油鷄、沙薑鷄、叉燒



3. 西洋菜紅蘿蔔豬肉湯



4. 西洋菜紅蘿蔔豬肉湯の具(干した西洋菜を使用)



5. 南乳炆蓮藕



6. 陳皮蒸牛肉餅



7. 蝦醤炸鷄



8. 鹹魚荳腐臘肉煲



9. 清炒西洋菜(幹事の持込み)



10. 炒河粉

11. 龜苓膏(画像なし)


大変、おいしゅうございました。
幹事さん、ありがとうございました。
お店のみなさんもありがとうございました。

粤和軒
東京都江戸川区平井4-5-8
03-5875-0660

2012/02/18

冬日福建菜宴 横濱中華街・福満園本店

福満園本店で久しぶりの福建菜宴会。
福満園は、夏のマテ貝を使った料理もおいしいのですが、牡蠣を使った料理はもっとおいしいので、冬にも宴会です。
2012年は厳冬で、宴会を実施した2月12日は、横濱はシーズンで最も寒い日となりました。
ところで、インフルエンザの季節でもある真冬の宴会は、ドタキャン率が高くなるのが幹事の頭痛のタネ。特別料理だらけの宴会ですと、キャンセル料がかなりの痛手となります。
そこで、今回は個室と一品だけ特別料理を予約して、あとは当日メニューから選んでテキトーに楽しむということにしました。
さて、宴会当日、予約した料理ができないことが判明しました。まあ、そんなことで驚く私たちではありませんし、福満園には食べたこともない料理がいくらでもあるのですから無問題です。
今回はこんな料理を食べてきました。予約なしでこれほどのものが出てくるって凄いことだと思います。

しかし・・・8人でこんなに食べたのか?


清炒荳苗


鹵味併盆


鹵味併盆(タレ)


海鮮番薯丸


海鮮番薯丸(団子の中身)


椒鹽白飯魚


兎肉薬膳


辣味炒豬大腸


海蠣煎餅


酥炸海蠣


水煮牛肉(四川料理)


小煎海螺(四川料理)


海鮮芋頭燜太粉


福満園特製湯


黒炒飯


杏仁荳腐


椰汁西米露


南瓜餅


残念だったのは、メニューにあっても材料の用意がなくてできない料理が何品かあったこと。やっぱり、予約するのが基本ですね。

2012/01/11

香港仔魚類統營處



縁があって、香港島南部・香港仔にある魚河岸(魚類統營處 http://www.fmo.org.hk/index/lang_tc/)の魚河岸関係者用食堂に行ってきた。魚河岸関係者用食堂とはいっても、店が暇になる時間帯を一般開放して売上増を図っているようだ。日本でも、企業や学校などが午後2時くらいになると食堂を一般開放するところがある。あれだと思っていただければいいだろうか。日本の一般開放の食堂と大きく異なるのは、ここで食事をするまでに高いハードルをいくつも越えなくてはならないことだ。

  1. 予約時のハードル
    (1)予約は広東語
    予約要である。なぜなら、いつ一般開放しているのかわからないから。
    予約は広東語を使うこと。予約客が日本人だとわかると、電話口に怪しい日本語を操る職員がでてくる。
    この日本語が怪し過ぎて、却って面倒なことになる。したがって、予約は広東語で通す。
    (2)海鮮料理の知識要
    予約時に食べたい食材、料理名を広東語で伝える。これができないと、食べたい料理を予約することはできない。
    (3)人数は8名から12名くらいは揃える
    魚のスープが旨い。これを予約すると、予約客のためだけに大きな鍋に作ってくれる。
    あまりにも美味しいので何杯でもいけそうだが、できれば12名は揃える。
    (4)豊富な予算を用意
    魚河岸といえども、海鮮の値段は安くない。豊富な予算を用意しておく。

  2. 食堂に辿り着くまでのハードル
    (1)魚河岸敷地内は、トラックが激しく行き交っている。信号も横断歩道も安全地帯もない。
    (2)停まっているトラックでは荷を上げ下ろしをしている。通行者の頭上を荷が激しく飛び交う。
    (3)水槽付きのトラックからは、海水がバシャバシャとあふれ出ている。横にいれば、当然、ずぶぬれになる。
    (4)地面は滑る。
    (5)魚河岸敷地内で歩ける場所は、トラックとトラックの隙間しかない。そこは、荷を乗せた台車が激しく行き交う。
    (6)看板などでていないので、どこに食堂があるのかすらわからない。


  3. この食堂に行くことは、要領を得た威勢のいいプロが集う職場に、要領を得ない素人が迷い込むことである。当然、彼らの邪魔をすれば怒鳴られることになるだろう。これは、ちょうと築地のセリに観光客がきてセリの邪魔になって問題となっていることと同じだ。ここを訪れるのなら、仕事中の彼らの邪魔をしないようにしたい。
  4. 食堂に入ってからのハードル
    (1)メニューはない。予約したもの以外で食べたいものは、広東語で交渉して決める。
    (2)トイレが遠い。たどりつくまでに、トラックに轢かれる。


ここにリストしたとおり、魚河岸の施設を一般客に開放しているのだが、ハード面ソフト面ともに受け入れ態勢は全く出来ていない。
そもそも、ここは「店」ではないのだから仕方がない。他の「店」で得られるサービスを要求するのであれば、普通にレストランに行けばよいだけの話だ。
この食堂を訪れるひとは、店の事情をしっかりと理解し、不便を楽しむ余裕があるひとだけが楽しむことができるだろう。それができないひとは、この食堂を訪れて、facebookかブログに「がっかりしました」とか書き込んで終わることになる。


食べてきた料理は次のとおり。