2019/06/23

突然、五本木の中華銘菜・慶Qingに行くことにした。


突然、五本木の中華銘菜・慶Qingに行きたくなって前日に予約の電話を入れる。幸い予約が取れた。当日、慶に行ってみると、宴会が2組入っていて、我々は最後の1テーブルという状態。かろうじて滑り込めたようでした。
いつもでしたら、黒板メニューから料理を選ぶのですが、今回はオーナーシェフの梁さんの提案で予算を伝えてお任せにしました。「食べたことのないものをだしますよ」とのこと。おお。それは楽しみ!梁さんは、私の好みをよくご存知ですので、安心してお任せすることができます。
粟米湯
冷製トウモロコシスープ。これは、中国料理の粟米湯ではありません。新鮮なトウモロコシを絞り、一切の調味料を加えていない、純度100%のトウモロコシスープです。季節感があり、鮮烈な香り、喉越し、甘さがあります。これは、初めての体験で、味覚が歓喜しました。
黒板に「冷製トウモロコシスープ」の文字は認識していたのですが、中国料理のランチ定食で御馴染みの粟米湯を連想してしまいます。自分で進んで注文はしないだろうこのスープ、お任せにしてよかった!
赤酒浸鷄白肝
鷄の白レバー赤酒漬け。強引に中国語表記にしてみましたが、これも中国料理ではありません。ネットリとした風味に、ドラゴンハイボール🥃がすすみます。


燒味三寶
焼き物三種盛り合わせ。この日は、焼き物を特別に所望した予約宴会が入っており、そのおかげで三種を楽しむことができました。
ちなみに、画像の手前に糖合桃(クルミの飴炊き)があるのですが、これがまた飴がパリパリという抜群の歯応えがするのです。
是日例湯(下は具)
中華銘菜・慶Qingの楽しみといえば、例湯です。具は香港風に別皿で提供され、辣味の効いた絶品醤油をつけて食べるのがサイコーなのです。
この日の例湯はスペアリブ・鷄手羽・冬瓜・乾燥ロコ貝・クコ。季節感たっぷりの冬瓜のスープ。廣東料理の醍醐味でしょう。
ところで、乾燥ロコ貝、かなりの旨味がでるんですね。缶詰のロコ貝、あんまり美味しいと思ったことがなかったので、新たな発見でした。
魷魚炒通菜
イカと空芯菜の炒め。小皿に、蝦醤、XO醤、それから蝦を激辛にした醤(謎)が添えられてきました。これらの調味料を少しづつ投下しながら楽しみます。蝦醤、XO醤の安定した美味しさもさることなら、この謎の蝦激辛も刺激的。これで焼きそばとか炒飯とか作ったら美味しそうです。
鹹檸檬蒸鮮魚
今回は、潮州産鹹檸檬を使った蒸し魚です。魚はカサゴです。今回は、二種類の鹹檸檬を使用していただきました。画像をみると、魚の腹の上に、かんきつ類の輪切りが並んで乗っているのがわかります。左の黄色味を帯びているのが漬け込んで1、2年といった比較的若いもの。右の色の濃いものが熟成が進んだものです。どちらが旨いとか旨くないとかそういうことはなく、それぞれに良さがあります。その両方の風味を同時に楽しむことができました。
これ、二種類の鹹檸檬が揃っているときでないと体験できません。二種の鹹檸檬とカサゴの美味しさが相まって、白飯が一層すすみます。

〆に冷やしつゆそばといきたいこころでしたがお腹いっぱい。これは、次回としましょう。それでは、お楽しみの甜品はこれです。
宮崎芒果布甸
宮崎産マンゴーを使ったプリン。いわゆる「絶対旨いやつ!」いやあ、ほとんど完熟マンゴーですわ。贅沢にもほどがありますよね。

突然思い立っての訪問でしたが、こんなに新しい体験をさせていただきました。いつもながらに、感謝するばかりです。

黒板メニューをみると、ワタリガニの料理がありました。次回の訪問時にまだワタリガニがありますように!そして、冷やしつゆそばも。

2019/05/27

サエキ飯店登場

オープン前から話題のサエキ飯店の宴会に友人が誘ってくれました。オープン早々人気店となっており、広東料理マニアのサエキ飯店詣が絶えないようです。

オーナーシェフのサエキ氏が言うには、「ガチ広東じゃない、中華ビストロっぽい店にしたい。」とのこと。しかしながら、その経歴から客の側がどうしても「ガチ広東」を期待してしまいます。そのサエキ氏の「こういう店にしたい」という思いと、客の期待との差に戸惑っているように見えました。スタートアップ時に騒ぎが落ち着いたら、「自分のこうしたい」を徐々に実現していって欲しいものです。

今回は、友人が幹事ですので、予約時にどういう相談をしたのかまったくわかりませんが、登場したのは以下のとおりガチ広東でした(笑)。
椒鹽田鷄
花彫醉乳鴿
辣酒煮花螺
 南乳花生豬手
南乳花生豬手
 烏骨鶏凰爪天麻燉魚頭
 烏骨鶏凰爪天麻燉魚頭
烏骨鶏凰爪天麻燉魚頭
清蒸紅斑魚
覇王鴨
金銀蛋白菜仔
瑶柱芦笋炒飯

芝麻慕斯
どの料理も日本人シェフならではの配慮の行き届いた調理で、大変に美味しいものでした。もちろん、ガチ広東とは言いましたが、現地風味を忠実に再現しているという意味ではありません。日本の気候風土と日本人にあった味わいになっています。現地風味を楽しみたければ、そういう店に行けばいいのであって、サエキ飯店に行くなら、粤菜の技法を通したサエキ氏による肩肘の張らない美味しい料理を楽しむのがよいでしょう。

ここ数年、注目の広東料理店の新規オープンが相次ぎ嬉しい限り。既存店と切磋琢磨しあって、日本における広東料理界を盛り上げていって欲しいと心から思います。


おまけ
「私は死体ではない」という鹹魚の主張

2019/04/29

郷土料理<ともん>で春の山菜宴会

埼玉県入間市にある至宝、郷土料理のともんでの春宴会。毎シーズン、友人が宴会を企画してくれるのが楽しみです。


前回の宴会では、開始早々飲んだくれてしまい小上がりで居眠り。目が覚めたら宴会がお開きにになっていたという失態を演じました。


 今回はそれに懲りて、飲酒をセーブ。なんとか完走できました。もちろん、帰宅の電車のなかでは、1時間ほど爆睡でしたが…


 今回もともんのみなさんが、自ら山奥に分け入って採取してきた山菜や川魚を堪能することができました。


いつも思うのですが、ともんの料理の数々、若いときに訪問していたとしたら、この良さ、奥深さを全く理解できなかったに違いありません。


額に汗して働いて、働いて、喜んだり、悲しんだり、楽しんだり、悩んだりと喜怒哀楽を経験し、ひとの優しさに触れて自分自身が成長して初めて理解できるような、そんな味わいがします。
自分が生きてきた歴史を振り返らせてくれるともんの料理に触れることができたことに感謝するばかり。平成最後のともん宴会ということも相まって、一層感慨深いものがあります。

2019/04/27

中華銘菜 慶 Qingで、旬のホタルイカを食べる

中華銘菜 慶 Qingのオーナー梁さんが、香港から帰ってきたタイミングを見計らって訪問しました。もちろん、予約ありです。
準備万端の燒臘
香港から仕入れた鹹檸檬二種

黒板
慶に行ったら、黒板メニューを眺めるのがとても楽しみ。季節の食材を使った料理名が板の上で躍っています。どれもこれも美味しそうで全部食べてみたいのですが、そういうわけにもいきませんので、悩むところです。そんなとき、梁さんの手が空いていれば、料理の選択の相談にも乗ってくれます。この日は入店が早く、他にお客さんもいませんでしたので、相談に乗っていただきました。

まずは、スープ。慶に行ったら広東料理店ならではの例湯(その日のスープ)をいつも楽しみにしているのですが、「今日は蒸スープがあります」とのこと。おお!そういうことなら蒸スープでしょう!


淮杞菜胆排骨燉鳳爪
材料は別皿に引き上げて、スープはスープだけで、材料はおかず一品として楽しみます。確認できた食材は、クコ、干ヤマイモ、干貝、広東白菜の根元、スペアリブ、モミジ。蒸スープならではの豊潤な香り、深い味わいに陶然となります。

そして、春の味覚「ホタルイカ」の文字が!!!!いやあ、もうホタルイカ大好きなんですよ。毎シーズン、ホタルイカの供養をしなきゃいけないくらい食べるんです。今回は、春巻と炒めものを注文しました。
富山蛍烏賊炸春巻
富山蛍烏賊炒時菜
ホタルイカの風味が際立つこの二品!最高です。たまりませんです!

ふと黒板の右端をみると「香港風土鍋炊きごはん」の文字が!「土鍋を買ってきました。昨日まで土鍋を水に浸けていたんです。今日が初です。」とのこと。そんなことを言われたら注文しないわけにはいきませんよね。
 臘腸臘肉煲仔飯(状態A)
臘腸臘肉煲仔飯(状態B)
炊き上げた状態(A)で見せていただき、その後臘肉、臘腸を切った状態(B)で提供されます。タレを投入し、良くかき混ぜます。小皿に青菜炒めがついてきましたので、当然、これも乗っけて食べました。

オーナーの梁さんの受け売りですが、米を少し硬めに炊くことで、肉の油が染みて美味しくなるとのこと。実際に美味しいです。また、おこげも香ばしく、歯応えもいい感じに出来上がっておりました。

〆にデザートと行きたいところでしたが、もうお腹いっぱい。お会計となりました。

いつもながらに大変に美味しい料理と快適なひとときを過ごすことができました。ありがとうございました!