2023/12/10

忘年会2023(南粤美食初の九大簋形式宴会)

 南粤美食で忘年会を実施しまた。

南粤美食での宴会では、通常はメニュー内容、調理法、味付け、材料等はこちらの考えを提示し、オーナーシェフの黄さんの意見を反映したものとなります。今回は黄さんから「九大簋をやりたい」との要望がありそれを承諾。完全にお任せとしました。「九大簋」と銘打つ宴会は、南粤美食初。おそらく横濱中華街初だと思います。光栄なことです。



九大簋は、広東省特に珠江三角洲地域に定着している九つの伝統料理から構成される宴会の形式。神事、農事、婚礼等の大事な場面だけでなく、農村の百人単位の大宴会、親類友人たちとの親睦会等でも九大簋は適用されるのだそうです。大皿から料理を分かち合うことが重要らしい。

九大簋について調べたところ、「田畑を耕す牛に感謝の意を示すため牛肉は使わない」という縛りがあるくらいで、内容については季節の郷土料理と考えてよいようでした。予算次第だと思いますが、魚翅、干鮑魚といった高級食材を使った料理や洗練・精緻を極めた料理はないようで、「大皿どーん!」「真っ茶色バンザイ!」な地味な料理が主役みたいです。







今回の「九大簋」宴は以下のとおり。

黄さんの故郷である中山の郷土料理を一部組み入れたとのこと。素晴らしい内容となりました。

鯛魚羹

鯛の解し身のとろみスープ。The 粤菜という感じのスープ。香りもよく贅沢な味わい。印刷されたメニューには、「鲫魚」とあります。本来ならフナを使うのだろうけど、どうしても泥臭さが残るので海魚に慣れた日本人には鯛がよいと思います。美味しい。

白切雞

茹で地鶏。白切雞と葱油の組み合わせって神だよね。

蓮藕炆鴨

レンコンとアヒルの煮込み。茶色ワールド全開。こういう料理大好き!南粤美食の最高峰の料理だと思う。

香芋扣肉

セレベス(里芋)と豚バラの煮物。セレベスが豚の脂身の甘さを吸い込んで美味しくなってるんですよ。

金沙大蝦

塩漬け卵の黄身を絡めた揚げ大蝦。香り高く、強すぎない塩気、殻ごとバリバリいきます。

古法炆冬菇

シイタケの煮物。お節料理感があるな。歯応えがよくて、「ジュワっ!」と味が染みでてくるのがいい。

炒芥蘭

季節野菜ガイランの炒め。バキッ!という歯応えが楽しい。こういう歯応えは火力の強い専門店ならではのもの。

咕噜肉

いわゆるスブタ。今回は、薄切りの豚肉を巻いて揚げるという小技を使って歯応えを楽しむような作り方をしています。甘酸っぱい香りにいろんな記憶が蘇る。美味しい。

日本では、中国料理といえば「エビチリ」「スブタ」「チンジャオロース」の時代が長らく続き、ここから脱却したくて宴会では敢えて避けてきました。中国料理店でスブタを食べるのは40年ぶりくらいかな。

陳皮紅荳沙

あずきの汁粉。冬の定番デザート。

以上が南粤美食初の九大簋の内容となります。

ここからは「折角南粤美食に来たんだから煲仔飯!」というリクエストに応えて、追加メニュー。

臘味煲仔飯

陳皮牛肉餅煲仔飯

九大簋の唯一のルール「牛肉は使わない」は忘れたのか!

いいんです。忘れました。

今回は、良く飲みました。ビールは13本。紹興酒は8本。少しは売り上げに貢献できたかな?

美味しくて、楽しい忘年会でした。

オーナーシェフの黄さんをはじめ、スタッフのみなさんに感謝。

いつも集まってくれる宴会仲間に感謝。

2023/10/30

上海蟹宴会2023@中華銘菜 慶

2023年5月に感染症を患い、長引く後遺症のため宴会を開催する気力を失っておりました。秋の気配を感じた頃、宴会仲間から「上海蟹宴会やらないの?」というリクエストをいただき、その言葉に背中を押されて宴会を開催する運びとなりました。

今回も目黒区五本木の中華銘菜 慶 Qingでの宴会。久しぶりの宴会、みんな来てくれるかな?と心配しましたが、15名の参加となり、店を貸切ることができました。

内容については、【予算と人数】を伝え、【蒸蟹と酔っ払い蟹があればあとはお任せ】です。慶には何度も訪問しており、オーナーシェフの梁さんは私の好みをよくご存じですので、全幅の信頼を寄せています。

コース内容は以下のとおり

醉翁大閘蟹:酒漬け上海蟹

清蒸大閘蟹:蒸上海蟹

解説不要の安定の美味しさ。今年も上海蟹に会えてよかった。

金沙瀬尿蝦:シャコの揚げ物ニンニク風味

本来なら香港の漁師飯を感じさせる野趣あふれる料理なのですが、一尾づつ綺麗に盛られるとこれもまた違った趣となります。でも、やっぱり金沙瀬尿蝦です。ハサミで甲羅を割きながら手づかみで食べます。いや、手づかみでないと食べられないです。


老火例煲湯:本日のスープ(鹹魚とナンコツ)

塩漬け発酵魚とナンコツのコトコト煮。醗酵臭漂う激うまスープ。


當紅脆皮雞:鶏のパリパリ揚げ

肉厚な部分もパサパサせずしっとりと旨味のある出来上がり。美味しい。


菠菜大蝦干:ほうれん草と干しエビと春雨の煮物

野菜が欲しいところにこういう激うま料理の登場。干し蝦から出た旨味を春雨が吸い込んでいるわけですよ。美味しいに決まってるじゃありませんか!

薑葱生蠣煲:牡蠣の土鍋煮ネギショウガ風味

季節の牡蠣の登場。いい香り。この季節、いろんなお店で薑葱生蠣煲を出しています。各店、それぞれに美味しいですから機会があれば是非試してみてください。ごはんに合います。

煲茉莉香米:白飯(香米)

菠菜大蝦干、薑葱生蠣煲があるのに白飯がないのはおかしいでしょ?という前に登場。香り高く、美味し過ぎて気絶しそうです。

大閘蟹撈麵:上海蟹みその和え麵

〆は麵だよね!って、白飯の後に麵という炭水化物祭り。贅沢の極みのような和え麵。尿酸値は明日下げればいい。美味しかった!


薑汁撞布甸:生姜汁と牛乳のプリン

これ温度管理に失敗すると、固まらずに「美味しいジンジャーホットミルク」になってしまいます。前回は失敗でしたが、今回はちゃんと固まりました。美味しいです。


薑茶

蟹は身体を冷やしますので、生姜茶で身体を温めます。

楽しくて美味しい宴会でした。

感染症を患い、長引く後遺症に気力が萎えていたところに、宴会仲間の後押しがあったからこそ開催にこぎつけることができました。

やっぱり、宴会は楽しいです。

決して安くない会費にもかかわらず、宴会に参加してくれた仲間に感謝。

期待を遥かに上回る料理を提供してくれたオーナーシェフの梁さんに感謝。

素晴らしいサービスを提供してくれたスタッフさんに感謝。

みなさんどうもありがとうございました。

2023/03/28

サクラサク季節に関内馬車道のpiripiriでポルトガル料理宴会

2019年夏、神田駿河台のポルトガル料理店ピリピリでの宴会があまりにも素晴らしかった。

再度宴会を開催したかったのですが、コロナ禍で先延ばしにしていたところ、なんと2021年11月に閉店。後悔先に立たずと嘆いていたところ、横浜馬車道に移転が決まり歓喜の雄叫びをあげました。

それでも、コロナ感染者数は増えたり減ったりを繰り返し、なかなか宴会をする機会を得られませんでした。

そして、2023年春、ようやく 葡萄牙料理 ピリピリでの宴会を開催することができました。

ピリピリは基本的にワンオペです。今回の宴会は貸し切りではないので、他のお客さんもいます。参加者全員には、「ピリピリはワンオペなので店に負担がかからないように配慮すること」を言い含めておきました。料理はプレフックス。ワインについては、友人が参加したピリピリでのワインの会で紹介されたものをベースに事前に目星をつけてもらいました。

宴会当日は、気温低く、強めの雨風。せっかく桜の花が散っていきます。しかし、待ちに待ったピリピリでの宴会です。楽しみです。












言葉を失うほど(実際はしゃべってましたけど)に素晴らしい宴会となりました。美味しい料理、美味しいワイン、落ち着く空間、おバカな仲間たちとのおバカな会話。サイコーです。

奇跡ともいえるこの店が存続できたことに、オーナーをはじめ関係者の皆様に感謝するばかりです。

2023/02/26

川崎の港味で醉雞火鍋宴

横濱中華街の南粤美食や五本木の慶での宴会ばかりでは藝がないので、新規開拓。今回は、JR川崎駅から徒歩数分の広東料理 港味(KOUMI)を選択。事前に4回ほど通って調査を実施し、特別菜対応の宴会に耐えられると判断。まだまだ寒いので、醉雞火鍋をお願いした。

今回の調査隊は志願者8名。規模を大きくして貸し切り宴会にして美味しくなかったら申し訳ないので、小規模でいいかなと。全員討ち死に覚悟の上での参加です。

■今回のメニュー

1.羊腩煲

香港人1名がいるとはいえ日本人メインの宴会に山羊鍋を容赦なくぶっこんでくるセンス、好きだぜ!

冬ならではの味覚にほっこりする。ちなみに、腐乳をつけて食べるとさらに美味しいので、欲しいひとは所望するように。

2.煎釀三寶

・釀茄子

・釀豆腐

・釀青椒

打ち合わせ時に煎釀三寶をリクエストしたものの「日曜の昼は忙しいので無理」と断られてしまいました。実際に日曜日の昼はメッチャクチャ忙しいようでしたが、作ってくれました。煎釀三寶は、香港の中高生が学校の帰りに小食店の店頭で買い食いするような街頭美食。これに港味のアレンジを加えるとあんかけになりました・・・いやあ、美味しいです。


3.醉雞火鍋

酔っ払い雞火鍋。本日のメイン。

具は以下の通り

雞、魚蛋、腐竹、春菊、白菜、豆腐

激うま!すべての具材が魔法にかかったかのような美味しさを放っています。

火鍋の締めは、白飯、烏冬、麵、粉絲、河粉と選択肢は多数ありますが、今回は河粉。美味し過ぎて唸りを上げました。



黨參

(火鍋のスープの原料のひとつ)

こんなに美味しいのなら、小規模でなく貸し切り宴会にすればよかった。今後の宴会が楽しみです。

日曜日の昼、港味は大人気でした。醉雞火鍋の素晴らしい香りに、隣のテーブルの華人たちからも羨望の眼差しが痛いほど感じられました。

こんなに美味しい料理を提供してくれたオーナー、女将さん、スタッフの皆さんに感謝。そして、美味しいかどうかすらわからない店の宴会に果敢に挑戦してくれた宴会仲間にも感謝。

2023/01/01

南粤美食新年盆菜2023

2023年のおせちは、南粤美食の盆菜を購入してみた。

南粤美食の盆菜は、粤菜ならではの乾貨(乾燥食材)を大量に投入した火鍋で、2023年バージョンでは乾海參(乾燥なまこ)をメンバー追加したとのこと。

<メンバー>

髪菜、蠔豉、瑶柱、冬菇、花膠、乾海參、鮑魚、鹽焗雞、豉油鴨、大蝦、牛筋、蘿蔔

これだと若干野菜不足なので、白菜を追加。

うまいな。3分の2を食べたところで、おなか一杯。

残ったスープは夕食に持ち越し。

夕食には、焼もちと白菜と大量の洋芫荽を投入して雑煮にしてみた。

激うま。すんげーうまい。いろいろな高級乾貨の旨味がでたスープなので複雑な風味がある。それから、洋芫荽と肉の組み合わせの良さがまた新鮮だった。