2024/09/29

日本橋人形町青森イタリアン【えびな亭】と老舗鳥肉店【鳥忠】で貸し切りコラボ宴会

東京都中央区日本橋人形町に【えびな亭】がある。


青森産の食材にこだわった料理を提供するイタリア料理店で、訪問するたびに驚きの連続で感嘆するばかり。

今回は、えびな亭と同じく日本橋人形町に明治四十四年創業の老舗鳥肉店【鳥忠】とのコラボ宴会。13名での貸し切り。



いつもの面々が集まり、宴会開始。













画像から想像できるとおり、初めから最後までうまいの連続。香り、噛み応え、味わい、のどごし・・・これらを青森の田酒で流し込む…ワインよりも日本酒の方が合うような…ううむ。堪らない!

この日は飲み放題つけたので、みんな相当酔っぱらったな。

楽しい宴会だった。みんな笑いながら帰途につく。

美味しい料理を提供してくれた【えびな亭】シェフに感謝。

美味しい鳥肉を提供してくれた【鳥忠】ご主人に感謝。

酔っ払い相手に素晴らしいサービスを提供してくれたスタッフに感謝。

また宴会があれば参加したい。

2023/12/18

中華銘菜慶で生存確認上海蟹宴会2023

出会ってかれこれ半世紀近い友人たちとの忘年会。
今回も五本木の中華銘菜 慶 Qingで実施。

忘年会というよりも生存確認会といった方が正しい。

どういうわけか季節としては名残の上海蟹の宴会をする。

今回はひとり体調不良でドタキャン。大丈夫か!食事代は俺が立て替えておいたから安心しろ!

今回の内容は以下のとおり。

蒸五島生蠔

五島列島産の蒸牡蠣。冬の味覚の登場。磯の香と豊かな旨味に気絶する。

醉翁大閘蟹

牡蠣の美味しさに気絶をしていたら、酔っ払い上海蟹の登場。贅沢な味わい。紹興酒によくあう。ずっと食べていたい。

清蒸大閘蟹

紹興酒をグビグビしていたら酔っぱらってしまった。

お。蒸し上海蟹がやってきた。上海蟹のシーズンは10月中旬から11月中旬とされますが、いえいえどうしてこの旨さ。

老火例煲湯

コトコト炊き込んだ例湯(廣東スープ)。中華銘菜 慶では例湯は通常メニューで提供されています。いつも美味しい例湯を楽しませてもらっています。この日の例湯はいつもよりも長時間炊き込んだ感じがします。味わいがさらに深く感じます。美味しい。

薑茸貴妃雞

蒸し貴妃鶏、すり身生姜添え。旨味を豊富に含みテロんとした肉質、生姜を添えるとさらに複雑さを増します。なんて美味しいんだろう!

豆豉炒青菜

青菜の黒豆ソース炒め。豆豉と野菜の組み合わせって初めてかも。これはごはんが欲しくなるな。

桂花炒蟹肉

勢子蟹の蟹肉、蟹みそと玉子炒め。香港中環にある陸羽茶室の名菜のひとつに、珊瑚炒桂花翅という料理があります。蟹みそと散翅の炒め物でとても美味しい。さらに、浙江醋を少したらしていただくとパッーと味が広がり、味の奥行がひろがります。それだけで食べてももちろん美味しいのですが、白飯にのせて食べるとなんとも贅沢な味わいになります。今回は予算の関係で散翅はないのですが、遜色のない美味しいものが登場してきました。感動しました。

清蒸鮮活魚

オナガグロの蒸しもの。なんともかわいらしい顔の魚です。魚の下に油揚げが敷いてあってこれも味を吸い込んで美味しいじゃありませんか!この魚、オナガグロって言うのですね。魚の種類まるで詳しくないのですがこんなに美味しい魚があるのですね。まだまだ勉強が足りません。


茉莉煲煲飯

白飯(香米)。香りのよさに、目がクラクラします。

鹹檸檬炒飯

炒飯塩漬け檸檬風味。余った白飯は炒飯となって再登場です。清々しいレモンの香気とともにテーブルに運ばれると歓喜の声があがります。あり得ない美味しさでした。これ最初に考えたひと、天才ですよ。またひとつ世界が広がりました。ありがとうございます!

薑糖茶

生姜茶。蟹は身体を冷やしますので、甘い生姜茶で身体を整えます。

桃膠西米露

桃の木の樹脂とタピオカのココナツスープ(デザート)。

桃の木の樹脂なんて初めて食べます。クネクネして歯応えもよし。


生きててよかった。

こんなに美味しいものを、50年近い付き合いのおバカな友人たちと一緒に食べることのできる幸せ。みんな俺と友達になってくれてありがとう。感謝感謝。

それから、いつも美味しい料理を提供してくれるオーナーシェフの梁さん、ならびに酔っ払い相手に適切なサービスを提供してくれたスタッフのみなさんに感謝。

この年中行事が永遠に続いて欲しいけれど、永遠なんてありません。いつか終わりを迎えます。それだけに、これからもひとつひとつの宴会を大事にしていきたいと心に誓うのでした。

2023/12/10

忘年会2023(南粤美食初の九大簋形式宴会)

 南粤美食で忘年会を実施しまた。

南粤美食での宴会では、通常はメニュー内容、調理法、味付け、材料等はこちらの考えを提示し、オーナーシェフの黄さんの意見を反映したものとなります。今回は黄さんから「九大簋をやりたい」との要望がありそれを承諾。完全にお任せとしました。「九大簋」と銘打つ宴会は、南粤美食初。おそらく横濱中華街初だと思います。光栄なことです。



九大簋は、広東省特に珠江三角洲地域に定着している九つの伝統料理から構成される宴会の形式。神事、農事、婚礼等の大事な場面だけでなく、農村の百人単位の大宴会、親類友人たちとの親睦会等でも九大簋は適用されるのだそうです。大皿から料理を分かち合うことが重要らしい。

九大簋について調べたところ、「田畑を耕す牛に感謝の意を示すため牛肉は使わない」という縛りがあるくらいで、内容については季節の郷土料理と考えてよいようでした。予算次第だと思いますが、魚翅、干鮑魚といった高級食材を使った料理や洗練・精緻を極めた料理はないようで、「大皿どーん!」「真っ茶色バンザイ!」な地味な料理が主役みたいです。







今回の「九大簋」宴は以下のとおり。

黄さんの故郷である中山の郷土料理を一部組み入れたとのこと。素晴らしい内容となりました。

鯛魚羹

鯛の解し身のとろみスープ。The 粤菜という感じのスープ。香りもよく贅沢な味わい。印刷されたメニューには、「鲫魚」とあります。本来ならフナを使うのだろうけど、どうしても泥臭さが残るので海魚に慣れた日本人には鯛がよいと思います。美味しい。

白切雞

茹で地鶏。白切雞と葱油の組み合わせって神だよね。

蓮藕炆鴨

レンコンとアヒルの煮込み。茶色ワールド全開。こういう料理大好き!南粤美食の最高峰の料理だと思う。

香芋扣肉

セレベス(里芋)と豚バラの煮物。セレベスが豚の脂身の甘さを吸い込んで美味しくなってるんですよ。

金沙大蝦

塩漬け卵の黄身を絡めた揚げ大蝦。香り高く、強すぎない塩気、殻ごとバリバリいきます。

古法炆冬菇

シイタケの煮物。お節料理感があるな。歯応えがよくて、「ジュワっ!」と味が染みでてくるのがいい。

炒芥蘭

季節野菜ガイランの炒め。バキッ!という歯応えが楽しい。こういう歯応えは火力の強い専門店ならではのもの。

咕噜肉

いわゆるスブタ。今回は、薄切りの豚肉を巻いて揚げるという小技を使って歯応えを楽しむような作り方をしています。甘酸っぱい香りにいろんな記憶が蘇る。美味しい。

日本では、中国料理といえば「エビチリ」「スブタ」「チンジャオロース」の時代が長らく続き、ここから脱却したくて宴会では敢えて避けてきました。中国料理店でスブタを食べるのは40年ぶりくらいかな。

陳皮紅荳沙

あずきの汁粉。冬の定番デザート。

以上が南粤美食初の九大簋の内容となります。

ここからは「折角南粤美食に来たんだから煲仔飯!」というリクエストに応えて、追加メニュー。

臘味煲仔飯

陳皮牛肉餅煲仔飯

九大簋の唯一のルール「牛肉は使わない」は忘れたのか!

いいんです。忘れました。

今回は、良く飲みました。ビールは13本。紹興酒は8本。少しは売り上げに貢献できたかな?

美味しくて、楽しい忘年会でした。

オーナーシェフの黄さんをはじめ、スタッフのみなさんに感謝。

いつも集まってくれる宴会仲間に感謝。