2024/12/31

神保町サラファンで2024年の外食を締めくくる

神保町サラファンの2024年最終営業日のランチの予約が取れたので出かける。

あの地下に通じる急な階段は異世界に通じる階段だね。

予約時に「小さな壺焼きランチ」をオーダー済なのでテーブルセッティングも完了していた。サラファンの壺焼き、好きなんだよね。生地の香ばしさも味もいい。壺の淵にこびりついた生地をこそげとるのだけど、綺麗に剥がれると慶びが増すのだ。








おいしかった!

来年もよろしく!

初めての南方中華料理 南三

新宿荒木町の南方中華料理 南三で開催される宴会のメンバーにキャンセルがでたということでお呼ばれ。今回は臺菜イベントとのこと。他のグループも同じ料理、同じ時刻にスタート。ロスのないシステムだ。

こんなに沢山でてきた

料理は臺灣風味の再現ではなく、ひと工夫をいれたものとなる。店によっては「そのひと工夫さえなければ美味しいのに…」という展開になることが多々あるのだけど、南三はちゃんと美味しく仕上げてくる。ニオイに容赦のない臭荳腐にもジャコが振りかけてあって、なんだか栃尾の油揚げを彷彿させたり美味しくて楽しい思いをさせてくれた。

仕上げの臺灣デザートは激うまだった。

これが今回の圧巻の料理群。














おいしかった!
誘ってくれてありがとう!

2024/12/09

茶色は正義!南粤美食で忘年会2024

 

横浜中華街南粤美食で忘年会を実施しました。

南粤美食は行列が凄くて、軽い気持ちで訪問できない店になっています。しかし、予約宴会なら話は別。待たずに座れます。

今回もメニュー内容はこちらから提示。例湯の内容についてはお任せ。店側となんどかやり取りを経て以下の内容となりました。

鹽焗雞・丸鶏の塩蒸し焼き
南粤美食の原点のような一品。
基本にもどって、これを前菜としてみました。

是日例湯・本日のスープ
内容についてはお任せにしたところ、アミガサタケと豬脛肉の組み合わせとなりました。美味しさもさることならがら香りがいい。

芋仔燜鴨・里芋と家鴨の煮込み
これぞ南粤地方の郷土料理の真髄!かどうかはわかりませんが…とにかくうまい!八角と陳皮の香りが鼻をくすぐります。家鴨の旨味を里芋が吸い込んで激しくうまい。ごはんが欲しい!
白飯・ごはん
もう我慢できません。ごはんをどんぶりで注文。
陳皮馬蹄蒸牛肉餅
牛肉とクワイの蒸しハンバーグ陳皮風味
ごはんのお惣菜系が続きます。ごはんがすすみますね。
美味しい!楽しい!
酥炸生蠔
カキのサクサク揚げ
揚げることでカキの水分が飛んで味が濃くなるんですよ。
これもごはんがすすみます。
蝦醤炒芥菜
ガイランのエビみそ炒め
発酵調味料・蝦醤の香りと塩気、バキバキとした噛み応え味わい深い。これも、ごはんがすすみます。

粉絲海鮮雜菜煲
ハルサメ、海鮮、野菜の煮込み
香港のそれなりの店で、「そんなにガッツリ食べたくない」という場合にこれを注文することが多いです。どの店もそれぞれに味わいがあってちゃんと美味しい。
南粤美食の宴会では、蒸魚か煮魚を注文することが多いのですが、今回はコースのなかの海鮮料理の位置づけとして粉絲海鮮雜菜煲を注文してみました。海鮮はエビとイカ、野菜は白菜が投入されました。期待通りに美味しい。これをごはんに乗せて食べるもの続出。それ、中華丼だから。
陳皮紅荳沙
お汁粉陳皮風味
甘さ控えめ大人の味。さすがにこれでごはんのお供には無理かと。

いつもながら味わい深い内容に感激の連続でした。
美味しい料理を提供してくれた黄さんの感謝、適切なサービスを提供してくれたスタッフのみなさんにも感謝。
それから、いつも宴会にきてくれる仲間にも感謝。
来年も素晴らしい年になりますように。

中華銘菜 慶 Qingで上海蟹小宴會2024

2024年の年末はいろいろと予定が入ってしまい「今シーズンは上海蟹宴会は開催しない」としていました。しかし、いろいろな病気を抱え、入退院を繰り返す友人から「入院中は慶で上海蟹を食べることだけを考えていた。是非食べに行きたい!」という切なる要請があったので急遽実施。少人数での宴会となりました。

店へのリクエストは、いつもどおり「上海蟹の「蒸、醉」が食べたい。他はお任せします。」としました。

結果は以下のとおり。

カシューナッツの飴炊き

慶での宴会では、前菜に胡桃や腰果の飴炊きが登場することがあります。表面のカリカリとした飴の歯応えがよくて、美味しいんですよ。もし、これの1Kgの袋詰めが手元にあったら1日で食べきる自信があります。

醉蟹
醉蟹のこのとろんとした甘みがたまらんですよ。やっぱりシーズンに1度は上海蟹を食べた方がよいですね。

蒸蟹(雌雄半々)
これまでに上海蟹のいろいろな調理を楽しんできましたが、最後に辿り着いたのが蒸と醉でした。やっぱり原点は大事です。
例湯
慶にはほぼいつも例湯(その日のスープ)があります。燉湯(蒸スープ)もメニューに載ってます。スープが楽しめるのは広東料理店ならでは…なのですが日本ではそうはいかないのが現状です。それだけに、慶が例湯も燉湯もメニューに載せて提供してくれていることはとても貴重なことと考えます。
脆皮雞
鶏のパリパリ揚げです。鶏のいろんな部位を試してお気に入りの部位をさがしてみましょう。気にならなければ頭も美味しいですよ。
雲南キノコの春雨煮込み
初めて食べる雲南キノコ(正式名聞きそびれ)。香りもよく、乾蝦から染みでた味わいがまたよし。おいしい。
清蒸魚
いつもどおり絶妙な火の通し加減の蒸魚。食べ応えあり。あと、小さな皿にひとくち分のごはんを添えてくれる心遣い。このタレをごはんにかけて食べると美味しいんですよ。
干菜
干菜の粥。初めて食べる。何を干したものかよくわからないけど美味しいからいいや。
紅荳薑撞奶
ショウガのしぼり汁と牛乳を混ぜて固めたもの小豆添え。
蟹を食べると身体が冷えるのでデザートで体温を上げようという配慮からショウガ濃いめ。甘さは控え目で、甘みは小豆でとる。ショウガすっごく効く!ショウガ好きの私にはこのくらいギンギンに効かせたのがちょうどいい。

ところで、薑撞奶は作るのに難儀する。自分も一時凝ってトライしたことがある。成功率30%くらい。失敗すると美味しいショウガ風味の牛乳ができる。失敗してもこれはこれで美味しい。
薑糖茶
これも上海蟹を食べて冷えた身体を温めるために、ショウガがガッツリ効いた甘いお茶...ショウガで咳き込む。いやいやショウガ好きの私にはこれくらいがいい。

美味しかった!

中華銘菜 慶 Qingならではの鉄板の美味しさを誇るものから、これまでに食べたことが無いキノコ類が使用された春雨の煮込みや謎の粥もあり、学ぶことの多い内容でした。

いつもいろんな世界を見せてくれる慶に感謝です。