2011/12/07

忘年會2011-横濱中華街・大珍樓本店

季節は巡る。
大珍樓本店のメニューに山羊肉火鍋が登場すると、いよいよ冬の到来だ。
そして、それは忘年會や新年會の集まりの合図でもある。

2011年の忘年會には、老若男女が18名(大人14名、子供4名)もきてくれた。
ほとんど、幼稚園の生徒とOB・OGによる園長先生を囲んでの謝恩會状態で、
それはそれは賑やかで笑いの絶えないものとなった。
一年の締めくくりの宴會に相応しく、心地よい疲れが、気持ちよかった。

ところで、大珍樓本店では、「煲煲好」という香港ローカル味の料理を
提供することをコンセプトにしているメニュー群がある。
大抵の店の”香港”料理は、「なんちゃって香港」なのだが、ここは
相当に頑張っていると思う。

この日は、以下のようなメニューを注文した。これらが「メニューに
載っている」こと自体、日本では特別で貴重なことなのだ。日本に居ながら
にして、香港風の味付けの料理が楽しめるのは、ありがたいことだ。

天龍菜館の鄭氏が引退した現在、横濱中華街で香港ローカルの味を提供
するのは、大珍樓本店だけである。食べ放題もいいけれど、「煲煲好」
の料理を注文して欲しいものだ。


燒肉



白灼尖肚



麻辣牛[月展]



燒鴨



佛山燻蹄



支竹山羊腩煲の野菜



野菜投入直後の支竹山羊腩煲



食べごろの支竹山羊腩煲



海蜇



薑葱蠔豉



脆炸豬大腸



醉鷄火鍋



蝦醤茄子


あとは酔っ払ってよく覚えていないや。

2011/11/07

横濱中華街・萬来亭・上海蟹宴会2011

秋風が吹いてくると、上海蟹が恋しくなる。ただの蟹なのにね。
おまけに、小さいくせに高い。それでもやっぱり恋しくなるのは、
季節感があるからかな?

毎年、萬来亭で上海蟹宴会を実施している。だいたい、オスもメス
も旨い11月上旬以降で実施することが多いかな。予約は2ヶ月前
から入れている。そのくらい、気合が入っているのだ。

ところで、2011年の秋はかなり暖かい。こんなに暖かくて、
上海蟹が痩せてしまって美味しくなかったらどうしよう・・・なんて
ひとり心配したのですが、そんなことは杞憂でしかありませんでした。

● 日時:2011/11/06(日)14:00~
● 人数:大人9名 子供3名
● 内容:
上海蟹料理を中心に季節の料理の組み合わせ。

● 特記事項:
1. 何度か店に足を運んで相談し、本文の内容となった。
2. 化学調味料を使わないように依頼した。
3. この宴会と同じようなものを食べたいと考える方へ
(1) 必ず予約してください。
(2) このページをプリントアウトして、店にもって行っ
て相談してみてください。電話ではなく、店に迷惑
にならない時間帯に幹事本人が出向いて相談しましょう。
幹事ならその程度の仕事はやりましょう。
(3) 十分な予算を提示し、できることできないことを
確認してください。食通を気取って、無理難題を
押し付けたりしないこと。
(4) 10月中盤~11月後半なら、ほぼ同じものはでてくる
可能性は高いです。

そろそろメンバーが集まってきたようです。ひとり遅刻だな。
まあいいや、はじめちゃえ!

1. 雜錦併盤(魚燻・油爆蝦・[火考]腐・毛荳炒百頁・肴鴨・素鷄)
上海料理店ならではの、前菜の数々。


前菜が美味しいからと言って沢山食べると、宴会最後の料理まで食べきれなくなっちゃうよ・・・でも、やめられないのだ!

2. 醉蟹
上海蟹を酒に漬け込んだもの

あいかわらず甘みを帯びてねっとりとした妖艶な美味しさだ。
横濱中華街なら、上海蟹シーズンになると醉蟹を予約なしでも出す店が登場する。
六鳳居、桃源邨、東林、翠鳳本店あたりだろうか?他の店もあるかも知れない。
美味しいので食べ比べてみて欲しいものだ。

3. 排骨蒸南瓜盅
バラ肉を揚げたものを、南瓜をくり抜いた器に入れて蒸したもの。





ずーっと以前に一度作ってもらったものを久しぶりに依頼してみた。
今回は、南瓜の果肉がクリーム状になるほどに熱が入れられている。排骨の旨みを存分に吸って、やっぱりとてつもない美味しさに変化している。
あまりに美味しさにひれ伏しました。

4. 清蒸大閘蟹
蒸し上海蟹

11月上旬は、雌も雄も美味しい季節です。
もし、蟹は雌こそ美味しいとか思っているひとは、その考えは改めるべきです。
雄も美味しいですから、11月になったらお試しください。

5. 油淋鯧魚
マナガツオのパリパリ揚げ、油淋ソースがけ。

この宴会のために特別に仕入れてもらった大きなマナガツオをパリパリに焼いて、甘辛酸っぱいソースをかけたもの。
皮がパリパリして香ばしく、肉厚の身も食べ応えがあって大変に美味しい。
マナガツオがこんなにも美味しい魚だとは、知らなかった。
毎回、新たな発見がある萬来亭です。

6. 醤爆大閘蟹
上海蟹のみそ炒め

この料理の美味しさというのはなんと説明すればいいのかな?
蟹肉の旨みと、甘味噌の甘みがこんなにも呼応しあって、なにかとてつもないものに変化したと表現したら大げさだろうか?全然大げさじゃないんだけどね。
上海蟹の出汁が溶け出したみそを、麪やご飯に絡めると、美味しいんだよ。

それが、これだ。
7. 麪
萬来亭名物の上海炒麪に使われる太麪を茹でて、醤爆大閘蟹のみそと混ぜて食べる。

画像はあまり綺麗じゃないんだけど、この美味しさは桁違いで、もう幸せなのだ。

8. 甜品(香蕉春巻/紅荳沙春巻)
バナナ春巻き/あんこ春巻き

これは、上海料理でもなんでもなくて、私の思いつきで作ってもらった。
萬来亭の宴会では、桂花酒醸圓子という素晴らしいデザートがあるのだが、たまには他のも食べたいという気分になって提案してみた。
想像したよりもずっと美味しいものになったので、かなり嬉しかったりする。

今回は、化学調味料不使用の依頼がよく守られ、素晴らしい内容となった。
また、同席してくれた友人たちのお陰で、笑い声の絶えないひとときとなった。

2011/07/11

隆蓮

横濱中華街の新店・隆蓮に行ってきた。店頭に「ご挨拶」が掲げられていて、
「伝統の廣東名菜を伝えたい」とある。これは、行くしかないだろう?

メニューを開くと、品数は少ない。廚師が超高齢なので、メニューを絞りにし
ぼっているのだろう。その中から、次のメニューを選んだ。オーダー時に、味
の素を使わないように依頼。

・陳さんのお勧め薬膳スープ
・海鮮蒸水蛋
・紅焼牛[月南]
・白飯

この味・・・香港のホテルの人気レストランの味だ。たとえば、福満樓とか怡東軒
あたり。味の抜けがいいのだ。ひとによっては、「味がついていない」と言う
かも知れない。

もうちょっと品数が欲しいところだが、それは贅沢というものなので、特別な
ものが食べたかったら予約して、オーナーか廚師と相談することになる。

ところで、店に手伝いにきていた廚師の妹さんと、中華街の昔話で盛り上がっ
てしまった。今の中華街は、残念ながらいい方向には向かっていないという意
見で一致した。

ここ数年、中華街は古くからあった店が次々と姿を消し、個性のないグループ
店が勢力を拡大している。しかしながら、そんな中でも、まだまだ個人経営店
が頑張っている。新しく中華街にデビューしたこの隆蓮もまた頑張って欲しい
と願っている。

2011/05/04

謝謝臺灣

台湾のみなさんにお礼がいいたくて、台湾の新聞にお礼広告を掲載しようという謝謝台湾計画に参加させていただいた。

感謝の気持ちが伝わるといいんだけど。

2011/04/29

謝謝臺灣

身為日本國民
對各位臺灣人提給我們的援助
由衷感謝
感謝您們

2011/03/14

2011/03/06

火鍋宴會@聚中縁餃子





友人が火鍋宴会に誘ってくれました。

場所は、八丁堀にある聚中縁餃子。
以前、店の近くを通り過ぎたときに、旨そうなオーラがビシバシでていたので、「いつか訪問しなくっちゃ」と思いつつ放ったらかしにしていた店だ。

聚中縁餃子は、店名からは餃子専門店に思われるかもしれないけれど、一品料理も出す。
四川料理を看板にしているようだが、メニューには東北料理も掲載しているので、
もしかすると、東北人なのかもしれない。

今回は、事前に、キノコスープと麻辣スープの組み合わせの鴛鴦火鍋を予約。
その他の料理は、テキトーに腹具合と相談しながらということになっている。

宴会が始まると、テキトーに前菜を注文。そのなかでも、キュウリとセロリの和えものは、喉が鳴るほどに旨い。マコモの炒めも歯ごたえが嬉しい。

麻辣スープは、四川料理屋のそれに比べるとマイルドで食べやすい。通を気取って、本場の辣油煮のようなパンチのある火鍋に挑戦して討ち死にしてもつまらないので、このくらいがちょうどよい。羊肉(予約した方がよい)が実によくあう。

キノコスープの方は、チキンスープをベースに大量のキノコを投入して、キノコの豊かで複雑な風味あるスープとなり、深い旨さとなって、身体に染みこんでゆく。
たまらない旨さだ。

ちなみに、追加の具材である凍荳腐、干絲荳腐の旨さにはやられた感じがする。

店の方に訊くと、火鍋は1年中やっているとのことだ。しかし、冬場のすっぽんの火鍋も自慢らしいので、いつか挑戦してみたいと思う。
















この水餃子は、火鍋にいれて食べました。美味しいですよ。

支竹山羊肉火鍋@大珍樓本店

横濱中華街・大珍樓本店の冬の味覚・支竹山羊肉火鍋。
香港下町料理が好きな者にとっては、たまらない魅力があります。
あまりにも旨いので、新年會に引き続いてまた食べに行きました。

今回は、動画でお楽しみください。

いかがですか?今度、ご一緒に食べに行きません?

磯村屋のやきそば

横浜橋商店街界隈を散歩していると、突然、いいかんじに鄙びた店が現れた。

何の店だかわからないが、中を覗くと、中学生のグループや兄ちゃんやおっちゃんがやきそばやおでんを食べている。まだ食事には早い時間だったが、店に飛び込んでしまった。

店はお婆ちゃんとおじさんが切りもりをしている。雑然としているところは、鄭大老時代の天龍菜館を思い出させる。メニューをみても、イマイチ何屋なのか理解できなかったが、やきそば屋らしいことがおじさんの説明で知ることができた。
カレーポテトやきそばの中盛り(250円!!!!)を注文。ジュウジュウとおばあちゃんがやきそばを調理する音を聞きながら、店内を見渡す。なんと!超有名番組の賞状が飾られているではないか!
いい店をみつけたと思ったら、既に超有名店だったとは!
胡椒とソースの効いたカレーポテトやきそばを堪能させてもらったあと、テレビにでたあとの影響を訊いてみた。

「そーなのよ!大変だったの!忙しくて死ぬかと思っちゃったわよ!」と嬉しそうに語りだしました。
いまでは、落ち着いてきたらしいが、なんだかんだ言って、仕事をすることの喜びを満面の笑みで語る店の方々をみて、自分も見習わなくてはならないと思うのだった。

いい店だ。今度、おでんを食べに行こうかと思う。

2011/01/10

廣東家郷菜@大珍樓本店

親しい仲間が集って2011年の新年会は、例年どおり、横濱中華街・大珍樓本店での開催となった。
大珍樓本店は、日本でも数少ない「ホンモノ」の廣東家郷菜を通常メニューで提供している店だ。
廣東料理の醍醐味である燒臘(ロースト)が通年味わえるし、特に冬場に提供される支竹山羊肉火鍋の濃厚の旨さには、ただただ、ひれ伏すばかり。さらに、これまたやっぱり冬場ならではの、干肉(臘肉)を使った料理(今回は臘味飯~干し肉の炊き込みご飯)の旨さにもひれ伏すばかりだ。

今回は、テーブルを予約しただけで、メニューから好き勝手に注文した。酔っ払って写真を撮るのを忘れたのが残念だが、特別な依頼をしなくてもこれらの料理が提供できる店って、他をさがしてもまずないんじゃないかなと思う。素晴らしいことだ。

例湯
香港系の友人はこれを飲んで驚いました。
日本の廣東料理店が例湯を置いていること自体がニュースだったのかも。

燒鴨
今日の燒鴨出来具合は相当によかった。
この照りをみれば、美味しいことはわかるよね。
脆皮大腸
潮州菜まである。またくせえんだこれが!

佛山蹄
蹄の酢漬け・私の大好物 支竹山羊肉火鍋
冬限定メニュー・こんなに旨いものが世の中にあるという幸せ。
最後はご飯を入れて、リゾットにしたら、これがまた激しく旨い。

臘味保仔飯
冬に店でつくる干し肉の炊き込みご飯・いつもあるとは限らない。
この日はおこげが沢山できていて、幸せ指数高し!

こうしてみると、肉だらけの宴会になってしまったな。
他にもイカとか蟹の避風塘料理も食べた気がする。