2017/12/10

馬友皇帝餐ってなにもの?中華銘菜慶Qingで忘年会第二弾


南粤美食の忘年会に参加できなかった友人からのリクエスト。「中華銘菜慶Qingに行きたい」「おいしいスープが飲みたい」「∞」…そのリクエスト、喜んでお受けしましょう!
中華銘菜慶Qingなら、すべての要望に応える力を持っていることは夏の宴会で実証済み。さっそく予約を入れて、こちらの要求を明確に伝えて何度かやりとり。最終的に以下のものとなりました。


【菜譜】
秘醤琵琶鴨
(特製味噌を塗りこんだ琵琶型アヒル燒き)
淮山燉香螺
(淮山・干しツブ貝・鶏肉・杞子の実・白菜の蒸しスープ)
蝦醤炒海皇
(本日入荷の海鮮と冬蔬菜の蝦醤炒め)
金銀蛋菜胆
(皮蛋、鹹蛋、白菜仔の炒め煮)
馬友皇帝餐
(馬友の鹹魚、燒肉、蘿蔔、紅蘿蔔のじっくり蒸し)
柱候魚腩煲
(ホウボウの柱候醤土鍋煮)
生蠔拌炒麪
(牡蠣の粗麪の和え麪)
慶式美甜品
(馬来糕、杏仁茶)

おお!…なんというかこちらから言わなくても、分かっていらっしゃるというか発酵食品や発酵調味料を多用した「臭くてうまい」ものが並ぶメニューとなりました。また、時間と手間のかかる料理が組み込んであることから、貸し切りとなりました。いやあ、当日が楽しみです!
テーブル配置は、正方形に
テーブルの配置は、当初は長方形だったのですが、参加者全員の顔が見渡せるように、正方形に近い形に配置していただきました。この方が会話がはずみますからおススメです。
甕だし紹興酒もスタンバイOK!
琵琶鴨もスタンバイOK!
気軽に訪れたときのお楽しみは黒板メニューから

忙しく動きまわるオーナーシェフの梁さん
香脆花生
迷子になったり、遅刻してくる友人たちを待つあいだのビールのお供。


秘醤琵琶鴨
歓声と受けながらの登場。見事な照りの家鴨の焼きもの。風味、塩気、パリパリ感、申し分なし。
淮山燉香螺
乾貨を使った蒸しスープ。今回は大きな器ではなく、スープ碗ごとに蒸しているとのこと。いつも思うのだけど、蒸したスープはどうしてこうおいしさが深さが増すのかと。このじんわりと身体に染み込んでいくおいしさに言葉を失いました。

金銀蛋菜胆
皮蛋、鹹蛋、粉絲、白菜仔の炒め煮。鹹蛋の塩気と風味が小気味よいおいしさを醸しています。手前の皮蛋からは、見事な松の文様が確認できます。


馬友皇帝餐
皇帝のごちそう。名前の由来は訊きそびれました。馬友の鹹魚、燒肉(皮つき豚バラのロースト)、大根、ニンジンを6時間ほど蒸したとのこと。鹹魚と燒肉風味は、すべて大根と人参が吸い取って、大変なおいしさへと昇華しています。お店からは、「白飯にあいますよ」との悪魔のささやき。悪魔にはかないませんでした。
ところで、この料理名「馬友皇帝餐」を全く聞いたことがありません。検索すると、「なかの中華 Sai」という店のブログがヒットしました。梁さんによると、「なかの中華 Sai」のオーナーは、梁さんの後輩。馬友皇帝餐は、賄いから発展したとのことでした。


柱候魚腩煲
柱候醤をどうやればこう軽やかな仕上がりになるのか謎なのですが、これが梁さんの腕の見せ所なのでしょう。柱候醤の味に負けない弾力のあるホウボウのうまさにひれ伏します。
これも白飯を呼びます。
生蠔拌炒麪
 そろそろお腹もくちくなってきたところですが、牡蠣入りのあんが登場!
生蠔拌炒麪
 熱々の陶板に乗った麪が登場!
生蠔拌炒麪
あんを麪ぶっかけます!ジュウジュウとうなりをあげます。シズル感最高!強めのピリ辛風味があり、食欲をリセットします。
排骨蒸飯
牡蠣が食べられないメンバーへの特別メニュー

杏仁茶
乾燥した季節には、喉と肌を潤す効果が期待できる杏仁糊を使ったデザート。身体が温まります。
馬来糕
おお!大好きな馬来糕がきました。みんな大喜び!

今回も素晴らしい内容で大満足。参加者も喜んでくれたようで何より。年の暮れに集まって、おいしいものを食べて、おしゃべりして、お腹から笑って、良いときを過ごすことができました。それもこれも、素晴らしい料理とサービスと場を提供してくれた中華銘菜慶Qingの皆さまのお陰です。
ありがとうございました
来年もよろしくお願いいたします。