2023/12/18

中華銘菜慶で生存確認上海蟹宴会2023

出会ってかれこれ半世紀近い友人たちとの忘年会。
今回も五本木の中華銘菜 慶 Qingで実施。

忘年会というよりも生存確認会といった方が正しい。

どういうわけか季節としては名残の上海蟹の宴会をする。

今回はひとり体調不良でドタキャン。大丈夫か!食事代は俺が立て替えておいたから安心しろ!

今回の内容は以下のとおり。

蒸五島生蠔

五島列島産の蒸牡蠣。冬の味覚の登場。磯の香と豊かな旨味に気絶する。

醉翁大閘蟹

牡蠣の美味しさに気絶をしていたら、酔っ払い上海蟹の登場。贅沢な味わい。紹興酒によくあう。ずっと食べていたい。

清蒸大閘蟹

紹興酒をグビグビしていたら酔っぱらってしまった。

お。蒸し上海蟹がやってきた。上海蟹のシーズンは10月中旬から11月中旬とされますが、いえいえどうしてこの旨さ。

老火例煲湯

コトコト炊き込んだ例湯(廣東スープ)。中華銘菜 慶では例湯は通常メニューで提供されています。いつも美味しい例湯を楽しませてもらっています。この日の例湯はいつもよりも長時間炊き込んだ感じがします。味わいがさらに深く感じます。美味しい。

薑茸貴妃雞

蒸し貴妃鶏、すり身生姜添え。旨味を豊富に含みテロんとした肉質、生姜を添えるとさらに複雑さを増します。なんて美味しいんだろう!

豆豉炒青菜

青菜の黒豆ソース炒め。豆豉と野菜の組み合わせって初めてかも。これはごはんが欲しくなるな。

桂花炒蟹肉

勢子蟹の蟹肉、蟹みそと玉子炒め。香港中環にある陸羽茶室の名菜のひとつに、珊瑚炒桂花翅という料理があります。蟹みそと散翅の炒め物でとても美味しい。さらに、浙江醋を少したらしていただくとパッーと味が広がり、味の奥行がひろがります。それだけで食べてももちろん美味しいのですが、白飯にのせて食べるとなんとも贅沢な味わいになります。今回は予算の関係で散翅はないのですが、遜色のない美味しいものが登場してきました。感動しました。

清蒸鮮活魚

オナガグロの蒸しもの。なんともかわいらしい顔の魚です。魚の下に油揚げが敷いてあってこれも味を吸い込んで美味しいじゃありませんか!この魚、オナガグロって言うのですね。魚の種類まるで詳しくないのですがこんなに美味しい魚があるのですね。まだまだ勉強が足りません。


茉莉煲煲飯

白飯(香米)。香りのよさに、目がクラクラします。

鹹檸檬炒飯

炒飯塩漬け檸檬風味。余った白飯は炒飯となって再登場です。清々しいレモンの香気とともにテーブルに運ばれると歓喜の声があがります。あり得ない美味しさでした。これ最初に考えたひと、天才ですよ。またひとつ世界が広がりました。ありがとうございます!

薑糖茶

生姜茶。蟹は身体を冷やしますので、甘い生姜茶で身体を整えます。

桃膠西米露

桃の木の樹脂とタピオカのココナツスープ(デザート)。

桃の木の樹脂なんて初めて食べます。クネクネして歯応えもよし。


生きててよかった。

こんなに美味しいものを、50年近い付き合いのおバカな友人たちと一緒に食べることのできる幸せ。みんな俺と友達になってくれてありがとう。感謝感謝。

それから、いつも美味しい料理を提供してくれるオーナーシェフの梁さん、ならびに酔っ払い相手に適切なサービスを提供してくれたスタッフのみなさんに感謝。

この年中行事が永遠に続いて欲しいけれど、永遠なんてありません。いつか終わりを迎えます。それだけに、これからもひとつひとつの宴会を大事にしていきたいと心に誓うのでした。