2025/03/02

横濱中華街・大珍樓で鍋パ2025

2月下旬、横浜中華街大珍樓にランチに行ったところ、「ヤギナベ、まだできますよ」とのこと。その場で宴会の予約。かつて大珍樓には支竹山東羊腩火鍋(ヤギナベ)と醉雞火鍋(トリナベ)が冬場のメニューにあったのですが、あまり人気がなかったのかいつのまにかメニューから消えてしまいました。気軽さはなくなったものの、材料さえ揃うのなら予約することで食べることができます。

予約時のリクエストは以下のとおり。
・支竹山東羊腩火鍋
・醉雞火鍋
・煎蠔烙(潮州菜)
・魷魚肉砕粥(潮州菜)
・反沙芋(潮州菜)
・予算が余っていたらおまかせ
・スープは火鍋で代用するので不要


楽しみな宴会内容は以下のとおりとなりました。
1.燒味拼盤
海蜇、白灼雞、燒鴨、燒肉、叉燒の盛り合わせ
広東料理の大店で宴会しているんだなという気分が盛り上がります。とりわけ燒鴨の美味しさを再認識しました。

2.蒜蓉蒸天使蝦
天使蝦の蒸し物ニンニク風味
香港の海鮮料理にはこのニンニク風味で蒸しあげる手法をよく見かけます。ホタテが代表格でしょうか?これはエビで蒸したものです。エビの美味しさもさることながら、一緒に蒸された春雨がいろいろな風味を吸い込んでまた美味しいこと!

3.XO醤炒双鮮
ホタテとイカのXO醤油炒め。ブロッコリーで彩りが添えられています。ホタテもイカも甘みが溢れるような火の通し。久しぶりに「ザ・海鮮系香港料理」を堪能しました。
4.潮州煎蠔烙
潮州風牡蠣のお好み焼き。
あんなに美味しいのになぜか日本では普及しない潮州料理。日本ではなかなかお目にかかれませんが、宴会時の大珍樓には潮州人の王厨師がいます。それなりの予算とそれなりの時間と日本で手に入る食材であるのなら、予約時に希望を伝えることで応えてもらえるものもあります。蠔烙はそのひとつ。旬の牡蠣を使った料理をお願いしてみました。
しかし、こんなに綺麗に切り分けられた蠔烙をみるのは初めてです。風味よく美味しいです。これだけを飽きるほど食べてみたいです。




5.醉雞火鍋
鶏鍋。
この日の宴会のメイン1の登場です。薬膳に使われる食材がふんだんに使用され、鶏のだしが効いたスープの美味しさは天下の一品です。広東料理の宴会で登場する手間のかかった高価なスープも美味しいのですが、鶏鍋のスープも決して負けないと思っています。


6.山東羊腩火鍋
ヤギ鍋。
この日の宴会のメイン2です。大珍樓で以前に提供していたヤギ鍋よりも洗練された感じです。味が透き通ったというか雑味がないというか、それでいてきっちりコクがある。深い味わいがします。

・麵
火鍋の締めの麵。
火鍋の締め用に蒸した麵が登場です。鶏鍋にもヤギ鍋にも投入しました。これが美味しいんですよ。びっくりするほどうまい。
7.魷魚肉砕粥
潮州風イカとひき肉の粥
潮州料理の粥といえば、牡蠣を使った蠔仔肉砕粥が名物です。今回は蠔烙と食材が重なってしまうため、イカにしてみました。イカの旨味がしっかりでていて、噛み応えもあり、「やっぱり潮州式の粥は美味しい」です。

8.反沙芋
潮州式のタロイモの菓子。
潮州式の甜品は美味しいものが沢山あります。反沙芋もそのひとつ。日本でこれが食べられる奇跡に感謝。

予約から内容確定まで短期間でしたが、こんなに素晴らしい内容になりました。
大珍樓のスタッフの皆様に感謝。

また宴会に来てくれた仲間にも感謝。