友人が酔っ払って平井駅前の商店街をフラフラ歩いたところ、「粤」の文字が入る屋号の店を発見したのだそうだ。
「粤」は、日本読みを「えつ」、廣東読みを「ぃゆっ」。廣東を意味する文字で、たとえば、「粤菜」なら廣東料理、「粤劇」なら廣東オペラとなる。
この文字は、日本の学校では教えていないので多くの日本人は読むことができない。
「日本人が読めない文字を店名に使うのだから、きっと何かあるに違いない。」と友人のアンテナが激しく反応して、そのまま宴会の相談となったそうだ。
ちなみに、粤和軒にはフリガナがあって、「ケワケン」となっている。日本読みなら「エツワケン」が正しいのだが、そんな些細なことは気にしなくてよろしい。
今回の宴会は、幹事が数日前から店主と相談して決めた内容となっています。
日本の中国料理店で、この何気ない家常菜(家庭料理)、家郷菜(郷土料理)をだしてもらうには、事前の相談がこのうえなく重要で、いきなり店を訪れてもありつくことはできません。
言い換えると、それなりの手続きを踏めば、こういう料理を食べることができます。
もちろん、店の暇そうな時間帯に顔をだして相談するのがベストです。
電話での相談は、店が忙しいかもしれませんので、やめておきましょう。
大変、おいしゅうございました。
幹事さん、ありがとうございました。
お店のみなさんもありがとうございました。
粤和軒
東京都江戸川区平井4-5-8
03-5875-0660