2021年最初の中華銘菜慶Qingでの晩餐。
鷹番の銭湯・千代の湯で身を清めてから中華銘菜慶Qingに向かう。気分のいい銭湯からの美味しい粤菜。あとは帰って寝るだけなんて、最高かよ!
なぜか注文してしまうドラゴンハイボール
烤長崎生蠔
牡蠣のガンガン焼きを中国語で何というのかよくわからないのですが、とりあえず烤長崎生蠔。今季、カキの摂取量が不足していて、身体が欲していたところにこれがでてきた。嬉しい!長崎産の小ぶりな牡蠣は、濃厚な味と豊かな香りで私たちを秒殺しました。
海蜇、叉燒、甜合桃
海蜇のコリコリとした小気味よい歯応え、叉燒の蜜の甘味と香りとじゅわーっとする噛み心地、甜合桃のカリカリとした飴を突き破るときの香りのよさ。歯応えの三重奏。美味しい!たまらんです。
西洋菜・排骨・雞翼・薏米老火湯
粤菜の神髄は、日常的なスープにあると信じています。魂に沁みる美味しさがあります。
脆炸雞翼醸散翅
鷄手羽に魚翅を詰めて、パリパリ揚げにしたもの。檸檬と塩がついてきましが、最初は何もつけずに一口食べてからほかの味付けを…と思ったのですが、最初の一口でその美味しさにやられてそのまま何もつけずに食べきってしまいました。贅沢な一品。
椒鹽鱈魚白子
随分と大きめにカットされた鱈の白子を揚げたもの。潮州菜の椒鹽九肚魚の白子版といえばイメージしやすいだろうか?ふわっとした歯応え。激しく旨い。
清蒸魚と白飯
この日の魚は…失念。美味しいからいいや。残ったタレをぶっかけて食べる用に二口分くらいの白飯がついてきた。わざわざ白飯を追加注文するほどでもない腹具合だった。それでもごはんが欲しい!という状態だったので、嬉しい。
廣島生蠔煲
大振りの広島産牡蠣と蔬菜の土鍋煮。牡蠣デカい!ピリ辛でうまい!これで今季の牡蠣摂取量不足を取り返した感じ。
金銀蛋冬菰雞肉油菜花煲仔飯
皮蛋、鹹蛋、椎茸、鶏肉、そして冬はまだまだ続くけれど、春を感じさせる菜の花の炊き込みご飯。米は香米。
よく混ぜて、激辛のタレをほんの少しだけ垂らして食べる。香りよく刮目の美味しさに震える。口の中に春が来た…なあんて風流なことを思う前に「うんめえ!」という感想が脳を支配していた。
ちなみに、ついてきたタレは本当に激辛なので、香港通を気取って、タレ全部を投入して蓋を戻して蒸らすなんてことはしないように。
薏米白果腐竹糖水
こういう古風なデザートをだされると、嬉しくてたまらない。なんか、肌の調子がよくなってきた。
炒紅年糕
お正月のデザートの登場。時季を意識したものがあると、気分も改まってよいものです。
余談ですが、年糕って買うときはホールで買うのですが、あんなに沢山食べきれないので、最近は買わなくなってしまいました。でも、一切れ二切れ食べたいんですよね。
美味しかった。
帰り際、店のスタッフ、オーナーシェフの梁さんにお礼を伝えると、厨房から梁さんが顔をだしてこう言いました。
「燒肉、お出しするの忘れてました!」
ハハハハハハノ \ノ \ノ \...次回のお楽しみということで。
2021年の1月は、新型コロナ感染拡大にともなう緊急事態宣言の発出で、飲食店、生産者も大変厳しいことになっているとのこと。
私たちにできることは多くはないけれど、感染防止の手順を踏まえながら消費することで少しでも役に立てるのなら行動していきたいと考えます。