茅場町・台南茶寮で、臺灣家郷菜宴。
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客:「この店の臭豆腐は何でこんなに臭いんだ?
もっとまともな臭豆腐を持って来い!」
店:「ええ、いいですが、まともな臭豆腐も臭いですよ。」
・・・お約束の会話である。
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友人主催の臺灣家郷菜宴会に参加させていただいた。
http://blog.livedoor.jp/itaco_88/archives/51628852.html#more
場所は、茅場町のホテルユニバース裏手にある臺灣料理店・台南茶寮。
本来、日曜日は店は休みだが、無理言って営業してもらっている。こう
いうときは、 店にはそれなりの売り上げを確保してやるのも、幹事の重
要な仕事である。客だけいい思いをしようなんて考えでは、店との良好
な関係は維持できない。
従って、当然、満席。
今回の料理はこれ(画像は下のほうにあるよ)。
醤蘿蔔
鹹蜊仔
泡菜
滷豬耳
香菜沙律
油飯
炸臭荳腐
紅燒豬脚
茘芋鶏翼
炒時菜
煮大腸
醸涼瓜
東坡肉
鹹菜豬肚湯
炒米粉
愛玉
・・・盛りだくさん。
もちろん、普段はこういう料理を用意しているわけではなく、幹事が何度
も店に通って交渉して内容を決定している。この手続きを経なければ、こ
ういう稀有でバラエティに富んだものなど(ましてや炸臭豆腐など)はで
てこない。
同じ店で宴会をしても、幹事が異なれば、内容も全く異なってくる。店に
予約を入れればそれで仕事は完了だと思っているようなひとが幹事だと、
その内容は惨憺たることになるのだ。
ところで、今回のテーマは、臺灣の郷土料理。ここの大廚師(おっちゃん)
は大店出身の大ヴェテランなので、宴会料理をだしたがるのだが、そこを
ぐっと堪えていただいた。しかし、ドサクサにまぎれて「醸涼瓜」なんて、
気の利いたものをだしたりするので、隅に置けない。
全般的に良好で、この日は特に東坡肉の出来がよかったように思う。それ
から、 油飯も旨かった。
今度は、薑母鴨火鍋の鶏版をやってもらおうかと思っている。うまく言葉
が 通じないので、どんなことになるのかわらないけど。
ほかにも、高級店っぽい料理をだしたがっているので、それなりの予算を
組んで好きにやらせても面白いかもしれない。
いろいろアイデアが浮かんでしまう、そんな店だ。