今回も、友人に依頼して、薑母鷄火鍋宴を設定していただいた。
本来、薑母鷄は、真冬にこそ試したい鍋ものなのですが「春とはいえど、花冷えもあるに違いない」ともっともらしい言い訳をつけて、春まだ浅い時期での実施。
もちろん、今回も幹事が何度も店まで足を運び、いろいろ交渉して料理を決定している。
梅花併盤
鹹蜊仔
蚵仔煎
肉醤香菜沙律
鮮菇茭白
脆炸鷄巻
炒A菜
薑母鷄
<画像は、あとに沢山でてくるよ>
廚師(おっちゃん)張り切りすぎだぜ!
火鍋にたどり着く前に、腹いっぱいになってしまったではないか!いやね、ここのおっちゃんは、大店出身なので大菜(宴会料理)作りたくってしょうがないのがアリアリ。なので、客も受けてたたないとね。
台南茶寮の薑母鷄は、私が横濱橋商店街の臺灣料理屋で食べた「ほとんど寄せ鍋」とは違ってずっとマニアック。徹底して「身体を温める効果を追求した」ものとなっていました。具は、烏骨鷄のみ。追加でキャベツ。スープは、棗・當歸・杞子・それから袋に入った謎のものが、臺灣米酒とともに強い芳香を放っており、苦手は方にはとことん苦手かもしれないのですが、好きなひとには全く無問題。
また、コンロで加熱されるに伴って、アルコールが飛ぶと辛味が抜け、スープにほんのりと甘みがでて、これがまた旨さひとしおなのだ。
ところで、台南茶寮は、写真にもあるとおりオフィス街にあり「旨いものを出す店とは思えない」風情である。しかし、交渉する手間をかけるだけで、こんなにも興味深い料理をだすようになるのだ。面白いとは思わないか?
2009/03/21
薑母鶏火鍋宴::台南茶寮(東京茅場町)
台南茶寮(東京茅場町)で薑母鷄火鍋宴。