恒例の忘年会を南粤美食で開催しました。
今回は、以前からオーナーシェフの黄さんが「これおいしいよ」と言っていた客家菜のスープ料理があったので、客家菜をメインにしたコースを作ってみました。ちなみに、最初の案では、南粤美食冬の絶品メニュー薑葱生蠔荳腐煲を組み込んでいたのですが、今年は蠔が小さいこと、それから折角なので客家菜にしようという提案があり、醸蠔豉という未知のメニューに差し替えました。黄さん、宴会前から「面白くってしょうがない」と言っています。メニューの最終形は以下のとおり。
1.鹽焗名古屋交趾雞
いつもの鹽焗雞と異なり、名古屋コーチンを使って使ってくれました。さすが日本有数のブランド鶏です。胸肉のパサパサ感がなく、しっとりとしています。格段にグレードアップした鹽焗雞、別物になりました。
2.鹹菜排骨燉鰻魚
塩漬け菜、スペアリブ、鰻の蒸しスープ。これは初めてお目にかかるこのスープ、客家菜なんだそうです。蒸しスープならではの豊かな香りがします。染みるおいしさがあります。
ちなみに、鰻の骨が上あごに突き刺さりました。今後は気を付けたいと思います。
3.梅菜扣肉
客家菜を代表するといっても過言でない梅菜扣肉。いつも思うのですが、この料理考えた人、天才です。ところで、料理の主役、肉じゃないですよ。梅菜です。白いご飯にあうんですよ!
ごはん!
4.客家醸蠔豉
黄さんから差し替え提案のあった、乾燥牡蠣に豚ミンチ団子乗せて蒸したもの。乾燥牡蠣は香りの癖が強く、好き嫌いが強くでる食材。私もちょっと苦手なのですが、新しいものに巡り合うチャンスなので、提案を受け入れました。
ううむ。参加者の意見も真っ二つ。私はやっぱり苦手です。
5.炒西蘭花
ブロッコリー炒め。これも客家菜というわけではないです。
宴会では必ず野菜を一品組み込んでいます。それも、あまり手を加えない調理を好みます。香り、歯ごたえ、味をダイレクトに楽しめるんです。
6.鹹菜煮鮮魚
郷土色が濃厚な塩漬け菜と魚の煮物。以前の宴会で、ソラマメと魚の煮物を頼んだのですが、これがもうおいしくって!でも、杭州料理なものですから、黄さんが納得いかないようす。そこで、今回は客家風の魚料理。こっちも激うま!
7.薑蛋炒飯
生姜と玉子の炒飯。これは客家菜ではないです。王道の広東料理。今回は、客家菜を中心としたコースですので、味濃いめ、塩強めになることが予測できましたので、シンプルにして王道の生姜と玉子の炒飯にしました。もちろん、おいしいです!
8.白果紅棗芋泥
これは客家菜ではなく、潮州のデザートです。本来であればタロ芋を使いますが、今回は里芋を使っています。期待通りの美味しさでうれしい!